北海道新幹線開業で起こる気になるメリット・デメリットは?

北海道新幹線イメージ

 

来年3月の北海道新幹線開業が近づいてきました。工事も順調に進んでいるようで、先日は新幹線開業に伴う新駅「奥津軽いまべつ駅」で見学会も催されました。

 

北海道新幹線は、東京~新函館を最短で 4時間 10分で結びより便利になります。便利になることでいろんなメリットが出てきます。ですが逆にデメリットもあります。すでに北海道新幹線開業に伴って、青函トンネルを渡る寝台列車の廃止が決定されています。

今回は、北海道新幹線開業に伴うメリットとデメリットをまとめてみました。

 

まずは北海道新幹線の基本

 

北海道新幹線は、東北新幹線の新青森駅から札幌駅に至る、延長約360kmに及ぶ路線です。

このうち、新青森駅から新函館北斗駅の区間は、2015年春に開業が予定されています。

新函館北斗駅から札幌駅の区間は、2030年度までの開業に向けて工事が進められています。

 

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北海道新幹線のメリットは?

・東京~新函館まで最短4時間10分で結ぶ

新函館ま約4時間、最終的に札幌まで開通すれば東京~札幌間を約5時間で結ぶといわれています。
東京~北海道は空路もたくさん便がありますが、北海道~東北間はちょっと不便です。北海道~東北間のアクセスが良くなるのでと特に沿線住民んの方のメリットは大きいです。

・新幹線は吹雪に強い

東京から札幌まで5時間といえば、ちょっと長くまだ飛行機での移動が主流になるでしょうがそれでもメリットはあります。それは吹雪です。
飛行機は吹雪には弱く、欠航や遅延の原因となります。しかし、新幹線は吹雪でも強いため、北海道・東北の厳しい冬でも活躍できるでしょう。

・悪天候や災害時の代替交通手段

東京から北海道までは距離も長く、北海道新幹線開業後も空路で移動が主流になると思われます。しかし、悪天候や災害時の代替交通手段として、新幹線開業のメリットは大きいと思います。

・観光客の増加

地元が一番期待しているのは観光客の増加でしょう。北海道新幹線開業によって函館やその周辺、札幌まで開業すれば、道南地区で不便でなかなか行けなかった場所まで移動が楽になります。その結果観光客が増えることが予想されます。

 

デメリットはあるの?

 

・寝台特急・寝台列車の廃止

北海道と本州を結ぶ人気の「トワイライトエクスプレス」は廃止、「北斗星」はすでに定期運航が終了。残る「カシオペア」と寝台急行「はまなす」も北海道新幹線開業前には廃止になる公算が高い。

 

・ローカル線の廃止

既に、JR北海道のローカル線、江差線木古内~江差間が2014年5月に廃止されています。北海道新幹線開業後は、平行在来線は東北地方のように第三セクターになることが予想されます。

北海道新幹線は建設費も高くJR北海道の収益を圧迫すればさらなるローカル線の廃止にもつながりかねません。

 

・北海道経済への影響

北海道経済は、今まで良くも悪くも本州と海で隔たっているため現在の状況でした。北海道新幹線開業により本州と結ばれることにより、北海道経済への影響があるでしょう。

便利になることで良い影響もあるでしょうが、新幹線開業により沿線内外の格差や、札幌一極集中がさらに加速。東京へのストロー現象で北海道経済が縮小化などの懸念があります。

 

・開業効果の反動

新幹線開業当初は観光客が増加は期待できるでしょう。しかし、これが継続できるかどうかは北海道新幹線の距離を考えると難しいでしょう。

たとえば新幹線開業によって、青森や長野などは当初は観光客が増加しました。しかし、その後は観光客は伸びていません。

開業の需要を見込んだ施設やサービスが過剰になるかもしれません。

 

 まとめとヒロの一言

北海道新幹線建設は、個人的には反対でした。理由は空路や人口減少を考えるとインフラとして、余剰であると考えていたからです。また、トワイライトエクスプレスをはじめ多くの寝台特急が廃止されることも大切なものを失ったような感じです。

今後、北海道新幹線の建設が余剰でなかったかどうかはまだわかりませんが、一つだけ期待できるのは訪日外国人の増加でしょうか。

 

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