近鉄南大阪線・吉野線に2016年9月観光列車青の交響曲デビュー 時刻や価格は?
観光列車が各地に続々できています。ただ観光列車といえば、都心からではなく多くは地方都市などから出ている場合が多いです。このサイトでも過去に紹介した「伊予灘ものがたり」、「ろくもん」なども地方都市を出発します。
確かに現地にいって風光明媚な景色を見るのも良いのですが、もっと気軽に観光列車に乗りたいという要望もありました。都心からの発着であれば、日帰りで気軽に格安で観光列車の旅を楽しむことができますからね。観光列車の裾野も広がりますね。
今回発表された近鉄の観光列車「青の交響曲(シンフォニー)」は、大阪阿倍野橋駅から吉野駅まで。大阪のターミナル天王寺から発着するわけですから、多くの人にとって便利ですね。また沿線には、あべのハルカス、橿原神宮、明日香村、桜の名所吉野までさまざまな観光スポットがあります。
今回は、2016年9月に登場する注目の観光列車「青の交響曲(シンフォニー)」について、その詳細、時刻や価格についてもいろいろ調べてみました。
青の交響曲の運行開始日や時刻は?
近鉄が2月17日に新しい観光特急列車の運行を発表しました。その名は、
「青の交響曲(シンフォニー)」
区間は大阪阿部野橋~吉野間で、運行開始は2016年9月10日(土)になります。夏休みの後なのはちょっと残念です。水曜日を除く週6日で運行され、1日2往復計4便になります。観光列車とすれば本数が多くて利便性は高そうです。
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運行ダイヤは以下のようになっています。
大阪阿倍野橋駅発 | 吉野駅着 | 吉野駅発 | 大阪阿部野橋駅着 | |
(1便)10時10分→ | 11時26分 | (2便)12時34分→ | 13時51分 | |
(3便)14時10分→ | 15時26分 | (4便)16時04分→ | 17時22分 |
大阪阿部野橋駅発は、1便でもそれほど朝は早くありません。遠方からの観光客にも対応したのでしょうか、この時刻なら例えば東京からでも朝早くの新幹線や飛行機に乗れば、青の交響曲の第一便に間に合いそうです。
明日香村や吉野の日帰り観光ですと、往復青の交響曲でも良いですが、片道を吉野ライナーなどに乗れば、もっと時間長く現地で滞在ができそうです。
なお、青の交響曲の運休日に当たる水曜日には、同じ時刻で一般特急車両が運行される事になります。
青の交響曲の価格は?
「青の交響曲(シンフォニー)」は、乗車券の他に特急券+特別車両券が必要になります。特急券+特別車両券は、
- 大人 720円(特急料金510円 特別車両料金210円)
- 小児 370円(特急料金260円 特別車両料金110円)
これぐらいの価格ですと、気軽に観光列車を乗ることができますね。子供料金も半額程度というのもうれしい点です。最近の観光列車は豪華な食事を楽しむタイプのものが多いですが、乗車だけでも満足という人には良い観光列車ですね。
青の交響曲の停車駅
青の交響曲の途中の停車駅は、現在の特急停車駅と同様になり、以下のようになります
大阪阿部野橋・尺土・高田市・橿原神宮前・飛鳥・壺阪山・吉野口・福神・下市口・六田・大和上市・吉野神宮・吉野の各駅
青の交響曲の外観や車内の様子
まずは外観ですが、濃紺にゴールドのラインという落ち着いた雰囲気です。車両の全面や側面にゴールドのエンブレムの装飾がありゴージャス感も出ています。かなり良い感じです。
出典 近畿日本鉄道株式会社
濃紺にゴールドのラインという落ち着いた雰囲気です。車両の全面や側面にゴールドのエンブレムの装飾がありゴージャス感も出ています。かなり良い感じです。
車両編成は16200系の3両の1編成。1号者と3号車が座席、2号車がラウンジになります。
出典 近畿日本鉄道株式会社
座席はすべて2列+1列で幅も広いデラックスなシートです。グループ旅行を想定してテーブルを備えたサロン席(3~4人用)、ツイン席(2人用)と設置されており、家族旅行からカップル、一人旅までさまざまな旅行シーンに対応しています。
出典 近畿日本鉄道株式会社
座り心地もかなり良さそう。この車両がわずか数百円プラスで乗れるなんて、なかなか近鉄もやりますね~。
ラウンジ車両は、ホテルのラウンジのように革張りのソファーや間接照明で上質な空間になっています。
出典 近畿日本鉄道株式会社
バーカウンターもなかなか雰囲気が良い感じですね。地元の特産品を活用したスイーツやワインや地酒などのアルコールも楽しむことができます。
出典 近畿日本鉄道株式会社
鉄道ファンや子供にも喜ばれるように、青の交響曲にちなみクラシック曲をアレンジした専用のメロディを制作。阿倍野橋駅での発車メロディや車内のミュージックホーンとして聞くことができます。青の交響曲のデビュー待ち遠しいですね。
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