失業保険はもらえる?もらえない? もらい方と申し込み方法は?
求人の状況が以前より良くなったとはいえ、正社員の求人数はまだまだ少ない状況ですよね。
最近は中国経済のリスクやテロなんかで今後の経済状況も先行き不透明。
仕事をゆっくり探したいけど、先立つものがなければそんな悠長なことも言ってられません。生活しなければなりませんからね。
そんな時役立つのが失業保険。人によって給付額は様々ですが、たとえ少ない金額でも助かるものです。
今回は失業保険について、もらえる人、もらえない人を紹介するとともに、失業保険のもらい方やその申込方法を紹介します。
せっかく失業保険をもらえるチャンスがあったのに、もらってないなんてもったいないですからね。
失業保険がもらえる?もらえない?
失業保険をもらえるかどうかは次の条件によります。
- 雇用保険加入期間が12か月以上
- 働く意思があり能力もあるのに就職できないこと
この二つの条件を満たさなければ、失業保険をもらうことはできません。
ただし、会社都合による退職や病気、妊娠出産、セクハラなどによる退職は雇用保険の加入期間が12カ月に満たなくても6カ月以上加入期間があれば失業保険をもらうことが可能です。
2に関しては、以下のような理由があれば失業保険をもらうことはできません。
- 農業や商業など自営業に従事する
- 学業に専念する
- 結婚して家事に専念する
- 妊娠・出産・育児のためのにすぐに就職できない
- 再就職先が決まっている。
- 病気やけがですぐに働けない
- 休養したい
このような状態であれば失業している状態とは認められません。そのため失業保険ももらうことはできません。
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失業保険のもらい方と申し込み方法は?
失業保険はその資格があり、どうやらもらえそうということであれば、次はそのもらい方ですね。どのようにすれば失業保険をもらことができるのでしょうか? 何もせずに失業保険をもらうことなんてできるのでしょうか?
失業保険をもらうためには、ハローワーク(職業安定所)に出向かなければなければなりません。ハローワークに行って、申請をし失業の認定を受けることで失業保険をもらうことができます。
ただ、その失業保険をもらえるスケジュールは人によって異なります。大まかにいうと会社都合で退職した人と自己都合で退職した人によって、その受け取る金額や受け取れる期間、また受け取ることができるけど待機期間という制限がかされるかどうかなど大きく異なります。
さらに受け取る金額や受け取る期間は年齢や雇用保険をかけていた年数によっても異なります。大まかにいうと会社都合の退職の場合、年齢が高いほど長い期間失業保険をもらえることができる傾向にあり、逆に年齢が若いほど失業保険をもらえることができる期間が短くなります。
雇用保険をかけていた年数が長ければ、失業保険をもらえる期間が長くなる場合があります。
詳しくはこちらのサイトで確認できます。
失業保険の申込方法
まずは会社を退職したら失業保険をもらう手続きのために、お近くのハローワークへ出向く必要があります。申し込みに必要なものは以下のものがあります。
- 雇用保険被保険者離職票
- 本人確認、住所及び年齢を確認できる官公署の発行した写真つきのもの
※運転免許証、住民基本台帳カード(写真つき)等 - 写真(縦3cm×横2.5cmの正面上半身、かつ3か月以内に撮影したもの)2枚
- 印鑑
- 本人名義の普通預金通帳
まず1の雇用保険被保険者離職票いわゆる離職票ですが、通常退職すると2週間程度で会社から送られてきます。しかし会社によっては離職票を送ってこない場合もあるので、送ってこない場合は請求して送ってもらいましょう。
2は本人であることを確認するため、3は雇用保険をスムーズにもらえる書類に写真を張るために必要です。また4の印鑑は申し込みの書類に押すため、5の普通預金通帳は失業保険を振り込むために必要です。通帳は預金番号や支店名などがわかれば良いので、通帳でなくとも預金番号や支店名をメモしていくのも良いでしょう。
無事失業保険をもらえるための申込が終われば、7日間の待期期間を経て、雇用保険受給者初回説明会に参加し、失業認定日に失業の認定を受けると失業保険をもらうことができます。
ただし、会社都合ではなく自己都合で退職したような人は、3ヵ月の受給制限期間があります。この場合3ヵ月を経たのち、指定された失業認定日に失業の認定を受けると失業保険をもらうことができるようになります。
失業保険をもらうためには失業の認定を受けて、なおかつ求職活動の実績が期間中原則として2回以上なければなりません。
求職活動は様々なものがありますが、求人への応募やハローワークが行うセミナーの受講などがあります。場所によってはハローワークでの求人検索だけでも求職活動と認める所もあります。
失業保険の不正受給
失業保険を不正にもらった者は、その全額を返還するだけでなくそれ以降の失業保険をもらうこともできなくなります。悪質の場合はさらに罰則も課され余計な負担をしなければならなくなる場合もあるので注意をしましょう。
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