歩くまち・京都レールきっぷ発売開始 歩いて京都を観光するのに便利
京都は歩いて楽しい街と語る人がたくさんいます。京都は世界遺産に登録される有名な神社仏閣がたくさんあり、それらの名所を見るのは、本当に楽しいし、日本の歴史や文化の神髄を感じることができます。
しかし、それだけが京都の魅力ではありません。京都は実は町のあちらこちらで古い建物や家屋や名所が点在しています。京都をウォーキングしたり、自転車で巡ると良くわかるのですが、その一つ一つが実に趣があります。
また手軽に車で回るのも楽で良いのですが、特に観光シーズンはものすごい渋滞になりますし、各名所の駐車場へ車を止めるのも一苦労です。
今回は、京都を効率的に、さらにより楽しく観光するためのお得な切符「歩くまち・京都レールきっぷ」についていろいろ調べてみました。
歩くまち・京都レールきっぷはどんな公共交通機関を使える?
歩くまち・京都レールきっぷはたくさんの公共交通機関を使えるきっぷです。ただし“レール”という名前が示すように鉄道だけで、バスを利用することができません。以下の鉄道のフリー区間を任意の1日乗り放題が自由になるお得な切符です。
使える鉄道とフリー区間
京都市交通局の地下鉄全線、JR西日本の山科~桂川間、京都~亀岡間、京都~宇治間、京阪の出町柳~淀間、中書島~宇治間、御陵~浜大津間、京福電気鉄道(嵐電区間)の全線(叡山ケーブル、ロープウェイを除く)、阪急の河原町~洛西口間、桂~嵐山間。
SPONSORED LINK
京都観光で定番のお得なパスといえば、京都市バスの1日乗車券です。価格も600円と安く多くの人が利用しています。ただし、バスは渋滞に巻き込まれると時間がかかります。また観光シーズンの市バスの混雑はとても凄まじいです。
この点電車であれば、混雑はするものバスよりも揺れは少ないですし快適性は高いですし、何よりスピードが速いし、遅延などがバスと比べて起こりにくいのも良い点です。
これまでも京都を観光するために、鉄道のお得な切符はありましたが、私鉄とJRを両方使えるものはなかなかありませんでした。しかし、この歩くまち・京都レールきっぷは、京都市地下鉄、JR、京阪、阪急、京福電鉄などが一気に乗れる点です。
この切符を使って、京都のほとんどの名所に訪れることができます。また目的地までちょっと京都の街を歩くことになりますから、京都の素顔を覗くこともできます。
歩くまち・京都レールきっぷの価格と購入場所、利用期間は?
歩くまち・京都レールきっぷは利用可能期間は、2015年12月11日(金)~2016年3月21日(月・祝)。この期間から任意の1日のフリー区間の鉄道が乗り降り自由になります。
価格は、1,300円。小人料金はなく、大人料金のみの扱いです。
購入場所は、京都市交通局の各案内所・定期券発売所、JR西日本京都駅みどりの窓口、京阪三条駅インフォステーション、阪急の河原町駅・桂駅各ごあんないカウンター、京都総合観光案内所「京なび」など。
利用期間が来年の3月21日までで、京都の桜のシーズンには使えないのがちょっと残念です。今後期間が延長して通年で使えるようになるのか、または今回の冬のオフシーズンにのみ使えるのかは、今後のこの切符の売れ行き次第かもしれません。
ちょっと残念なのは叡山電鉄が使えない点です。叡山電鉄沿線には、鞍馬寺や貴船神社をはじめ多くの名所もありますから。叡山電鉄が使えるのならもっと魅力的だったのですが。
SPONSORED LINK