日本の食のおもてなし 海外の反応はこんな批判や問題が潜んでいた
日本のおもてなし素晴らしいですね~。今やサービスの質が高い、「おもてなしの国ニッポン」に多くの外国人が訪れています。政府は2020年東京五輪までに訪日外国人2000万人という目標を掲げていましたが、2015年は1900万を超え、ほぼ目標が達成したような状況。おそらく今年2016年は軽くその目標を超えると思われています。
日本大好き的なテレビ番組を見ていると、日本のおもてなしに感激し訪日外国人は何も不満や問題がないような感じがします。しかし、おもてなしと思ってたことが、実は一部の外国人にとってはちょっと違うということもあるというニュースが流れています。
今回は日本の食のおもてなしについて、海外の反応にこんな批判や問題が潜んでいたことについて紹介したいと思います。
日本の食のおもてなしのコストパフォーマンスは世界一
「日本の外食産業はサービスが良い」というのは間違いではありません。外国に行くと国によっては外食をして気分を害するようなことも頻繁にありますから。
しかし、日本で外食をすると、そもそもサービスが低姿勢であまり気分を害するようなことは少ない。やはり“おもてなし”があるなと感じるときも多いです。
また細やかな気配りは、日本の最も得意なところ。お客さんの気持ちを察したり、季節や天候を考えおもてなしを変えるようなことは、かなり高額な出費をしない限りなかなか外国では見ることもできないでしょう。
日本はそれほどお金を費やすなくとも、レベルの高い料理やサービスを受けるとことができ、「おもてなしのコストパフォーマンス」ではおそらく世界一なのではないかと思います。
確かに日本の食のおもてなしはレベルが高いのですが、日本人が普通と思っていたことが、実は外国人にとって問題だったり、批判につながったりするものがあります。
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ベジタリアンは日本での食事で困っている!?
ベジタリアンは日本での食事で困っているという記事がネットを中心に話題になっています。
日本の「食のおもてなし」、実は”超一方的”だ | NY流失敗から学ぶ「タフな心」の作り方 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
この記事には賛否両論もあるのですが、多くの人は和食=ヘルシーという感じでベジタリアンのようなヘルシー志向の人はむしろ和食が良いのでは?と感じるかもしれません。
元々日本では昔は肉を食べる習慣がなく、魚は海洋国のため食べていましたがタンパク質は豆腐や納豆を代表する大豆などから摂るという食生活です。伝統的な日本食のある日本が「美食の国」といわれるのも当然のような感じがします。
最近の欧米化された日本の食ならまだしも伝統的な和食ならベジタリアンには喜ばれそうですが、問題は和食が健康的かどうかという問題ではありません。
和食が他の料理に比べてヘルシー度は高いのは間違いはありませんが、「サービスが一方的で選択の余地がない」という点に問題があるようです。
日本の食のおもてなしは超一方的!?
「日本の食のおもてなしは超一方的」。こう言われるとおそらく多くの日本人は耳を疑います。だって日本人ほど他人に気配りができる民族はいないでしょうし、そもそも外国はだいたい個人主義だから他人のことなんかあまり気にしていないですからね。
ただ個人主義だからこそ大事にされるサービスもあります。人は個性があり食事の好みやポリシーが違っていて多様性がある。こう考えるといろんなお客によって選択肢が用意されます。
でも、日本の場合はどうしても島国で「みんな同じように」という意識が強いのか、お店に行ってもメニューはあるが、それ以上選ぶ余地がないのが現実。
例えば記事にあるようにベジタリアンなら、みそ汁の具を肉や魚を使わずに豆腐にすれば良いし、鍋なら野菜ばかり食べれば良いと感じるかもしれません。
しかし、厳格なベジタリアンにとっては、肉や魚を使った出汁はNGなんです。イスラム教徒のハラールも目に見える具材に豚肉が使われていなければ良いというわけではありません。調理過程ですべて豚肉が排除されなければなりません。
そして外国では、特にニューヨークなどの国際都市ではベジタリアンに対応したメニューは多くのレストランが用意しています。またお客さんの要望があれば、それに合わせ、例えば肉を他のベジタリアン用の具材に変え帝京されるようなことが行われています。
一方日本ではそのようなことは基本的には行われません。またベジタリアン用のメニューを置いてるレストランも需要が少ないのかあまり多くないのが現実です。
今後、日本が「観光立国」をより一層進めるなら、一方的すぎるおもてなしもちょっと考え直さないといけないかもしれません。そうすればもっと多くの外国人にとって、日本のおもてなしが心地よいものと映るに違いありません。
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