お弁当の食中毒はこの3つに注意 夏の食あたり防止対策
毎日暑い日が続き不快度がマックス状態ですね。
こんな暑い時期に気をつけないといけないのが、
「お弁当の食中毒」
お子さんやご主人にお弁当を持たせている者としては、お弁当で食あたりをしないかどうかがやはり心配です。
今回はそんな心配をお持ちの方のために、お弁当の食中毒防止対策についてご紹介します。
食中毒はなぜおこるの?
食中毒というと、ニュースでよく耳にする「O157」や「ノロウィルス」を思いうかべる人も多いと思いますが、いったいなぜ食中毒はおこるのでしょうか?
食中毒の原因は様々ですが、主には「細菌」と「ウィルス」になります。中でも夏場に多いのは細菌による食中毒です。特に梅雨の時期から真夏は細菌が大好きな季節。
梅雨のジメジメした湿度が高い時~8月の夏本番にかけてが、細菌の好む季節で増殖がしやすい季節なのです。
細菌というと何か悪いものを想像するかもしれませんが、実は私たちの体内にもたくさんの種類の細菌が存在します。ビフィズス菌、大腸菌、乳酸桿菌などが腸内に住み着いています。
これらの細菌は体内への病原体の侵入を防いだりする役割を持っており、人間に害を与えることはありません。
一方細菌にも人間に悪影響を与えるものがあり、食中毒を引き起こす細菌もその一つですね。
食中毒を引き起こす細菌の代表的なものとしては、腸管出血性大腸菌(代表的なものとしてO157)、サルモネラ菌などがあります。これらの細菌は寒い季節は生きるのに適していません。しかし、室温(約20℃)ぐらいになると活発に増殖を始めます。体温ぐらいの温度になると、増殖のスピードはさらに加速するようになります。
この細菌を口に入れ、さらに体内で細菌が増殖をする結果、食中毒を引き起こすわけですね。
ちなみに冬場はウィルスによる食中毒が多くなります。ノロウィルスも冬に代表的なものであるノロウィルスによる食中毒は冬に多い食中毒ですね。
インフルエンザウイルスが冬に活発になるように、ノロウィルスも乾燥した冬が生きるのに適しています。
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食中毒を防ぐ3つのこと
夏場に多く起こる細菌性の食中毒は、細菌を口に入れるために起こります。だとすると食中毒を防ぐためには、食物などに細菌をつけないことが大事になります。
また、食物についた細菌をやってつけ、さらに細菌を増やさないことも大事になります。
以上の細菌を「つけない」、「やっつける」、「増やさない」は食中毒予防の3か条といわれ、夏場の時期は特に注意をしなければならない点です。
食中毒予防の3か条の具体的な方法は?
それでは、この食中毒予防の3か条の具体的な方法を、お弁当作りと絡めて見ていきましょう。
細菌をつけない
細菌をつけないために、まず大事なことは、
しっかり手を洗うことです。
私の手は洗ってるから清潔よという方も、実は手には細菌がウヨウヨいます。そんな手でお弁当作りをしたら、お弁当に細菌がつきますよね。まずはしっかり石鹸を使って手を洗いましょう。
インフルエンザの予防の時のように指の間までしっかり洗うことが大事ですよ!
手をしっかり洗うほか、調理器具やお弁当箱もしっかり洗うようにしましょう。これらも清潔にしておかなければ、食べ物に細菌がつくことになりますからね。
お弁当のおにぎりも手で握らずに、ラップを使って握ることをおすすめします。
細菌をやっつける
いくら食べ物に細菌をつけようと気をつけても、やっぱり細菌がついてしまいます。すでに食べ物自体に細菌が付着している場合もあります。
これらの食物についた細菌をやっつけるために、食材はしっかり加熱することが大事です。
夏場は生野菜などの生ものは、お弁当に入れるのはできるだけ控えてください。卵を使った料理、たとえば卵焼きなんかもしっかり焼いてください。半熟でふんわりとろとろした感じはNGですよ(できれば卵は弁当に使わないほうが良いですが)。
細菌をやっつけるためには、75度で1分間の加熱が必要といわれています。しっかり食材に火を通しましょう。
細菌を増やさない
細菌を増やさないためには、温度と水分の管理が大事です。なぜなら細菌は暑い温度と水分により増殖するからです。
まず水分からいきましょう。食材の水分はよく切ってからお弁当箱に詰めてください。さらに食材が温かい間にお弁当箱のふたを閉めてしまうと、結露によって水分が出ます!食材はよく冷ましからお弁当箱のふたは閉めてください。
次にお弁当の温度管理です。温度管理は保冷につきます。
まず出発の直前まで冷蔵庫に入れるなどしてしっかり冷やしましょう。さらにお弁当を食べる時までの保冷対策もしっかりするようにしましょう。
対策としては、簡単な方法としてはは、保冷剤を使うことです。食材自体にも保冷剤の役割を持たせると一石二鳥です。たとえば冷凍食品で自然解凍をしても良いものであれば、お弁当箱に入れておけば食べるまでは、保冷剤としてお昼には食べ物として活躍してくれます。
ただ、保冷剤を忘れてしまったりする場合もありえます。お弁当箱に入れるのを忘れたり、保冷剤を冷凍庫に入れるのを忘れたりなんかありません?
そういうときのために、お弁当箱を包むランチバッグが保冷の役割を果たすものがあります。これがあればうっかり忘れも防げてとても便利ですよ。
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タグ:お弁当、食中毒、食あたり