ロンドン地下鉄で週末終夜運転を実施 東京メトロや地下鉄は?
終電に間に合わないため、深夜バスの需要が増えています。大都会では深夜の公共交通機関の需要は高いです。
ロンドンでは、8月19日より一部区間ではありますが、週末の金曜日、土曜日に終夜運転を開始します。
ロンドンの地下鉄では、大晦日以外の定期ダイヤで終夜運転を開始するのは、なんと1863年の開業以来初めてだそうです。
終夜運転で便利になるロンドンですが、気になるのは東京の終夜運転ではないでしょうか?
終夜運転が実施されれば、高いタクシー料金を払わずに済むし、深夜早朝の飛行機などの他の交通機関もより利用しやすくなります。
ロンドン地下鉄の終夜運転は空港まで拡大
ロンドン地下鉄の終夜運転は、まずはセントラルとビクトリアの2路線で始まります。
こちらがロンドンの地下鉄の路線図
東京に負けず劣らないような複雑な路線図です。
ちょっとわかりづらいですが、「セントラル」は、中央付近を横切っている赤色の路線。
「ビクトリア」は、斜めに走っている水色の路線になります。
ロンドンの地下鉄のほんの一部分だけですから、それでも沿線の人には便利ですよね!
ロンドンの住民だけでなく観光客にとっても、夜遅くまで行動できるというメリットは大きいですね。
さらに秋以降には終夜運転する路線を合計で5路線に拡大する予定です。
拡大する路線は、ジュビリー、ノーザン、ピカデリーの3つ。
特にピカデリー線は、ヒースロー空港にも直結しますので、深夜早朝便の移動や、飛行機の遅延などで活躍しそうです。
ただし、当面は週末だけになるでしょうが。
終夜運転ですが、路線によっては運転区間が限定されるものもあるようです。
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東京メトロや地下鉄の終夜運転は?
ロンドンの地下鉄が終夜運転を実施するとなれば、気になるのが東京の今後ですね。
オリンピックも開催されるし、近年は訪日外国人旅行客も増えていますから、その必要性はさらに増しています。
首都圏では最近深夜バスがかなり増えてきています。それだけ深夜に帰宅する人が増えているわけです。
これは、ロンドンでも同じような状況で、ナイトバスといわれる深夜バスの利用者は年々増えているような状況です。
そのような状況があって、ロンドンも地下鉄の終夜運転に踏み切ったわけですから、当然東京でもと期待をしてしまいます。
実際世界では、ニューヨーク、シカゴ、シドニー、ベルリンなどの世界的な大都市だけでなく、ストックホルムやコペンハーゲンでも終夜運転が実施されています。
ストックホルムやコペンハーゲンは、スウェーデンやデンマークという北欧の福祉国家で、帰宅も早そうなイメージがありますが、終夜運転の需要はあるんですね。
タクシー料金が安くない東京ですから、人々の要望をより大きいでしょう。
さらに終夜運転は経済効果も見込まれます。
ロンドンの地下鉄でも、終夜運転に伴う経済効果を今後30年で500億円近くを見込んでいます。
経済効果と利便性。これだけ考えるとメリットの大きい終夜運転ですが、その実現には壁があります。
東京の地下鉄が終夜運転への壁
便利で経済効果も見込める終夜運転ですが、東京では話しは出てくるものの、なかなか実現には至っていません。
よくいわれる終夜運転の弊害ですが、まずは線路などの保守の問題があります。
保守は、地下鉄を安全に運行するためには、大事なもの。ですから決しておろそかにしてはいけないのは理解できます。
ただ、保守も毎日やっているわけではないので、ロンドンのように週末だけに終夜運転を限定すれば、解決はしないのだろうかと考えてしまいます。
また、鉄道会社にとっては終夜運転に伴い余分な人員を配置する必要性が出てきます。
確かに終夜運転は一定の経済効果があるのですが、それに対して鉄道会社の採算性は別問題です。
東京メトロでは、もしかして終夜運転はあまり儲からないというデータもあるかもしれません。
また東京は、都心部以上に郊外に人が多く住んでいます。
ところが、地下鉄路線は基本は都心部ですから。そもそも需要が思ったより少ないというものもあるでしょう。
深夜バスの需要も都心部ではなく、郊外の路線ですし、都心部にはそれほど需要がないという考え方もあるでしょう。
また、最近では自転車の存在も大きいかもしれません。
自転車通勤をされている方もたくさんいます。
自転車でを使う人にとっては、終電は関係がありません。夜で視認性が落ち、安全性の問題はあるものの、基本的には夜遅くも走ることはできます。
ただし、飲酒をした後は、飲酒運転になりますが^^;
東京都内では、自転車道の整備の計画もあります。自転車がより一般的になると、地下鉄の終夜運転へのちょっとした壁になるかもしれません。影響は少ないでしょうが。
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