日本の夫の家事時間は世界一短い 都道府県では違いはある?

 

夫家事イメージ

 

 

日本は世界一「夫が家事をしない国」という不名誉な調査が話題になっています。日本では男は外で働き、女は家を守るという考えが根強く残っています。

 

さらに男の仕事時間が長く、返ってくるのは夜遅くという家庭も多いというのも一つの原因ですし、一部の女性の専業主婦志向などいろいろ問題は複雑そうです。

 

特に年配者は、全く家事ができない人もたくさんいそうですが、最近はちょっとはマシになり、男性も家事を分担するような感じがありましたが、世界の中ではまだまだなんですね。これからは税負担も重くなるので家計が苦しくなる家庭も多いはず。そうなれば共稼ぎ世帯も増え、男性の家事分担率はもっと増えなければなりませんね。

 

今回は夫の家事時間についてのニュース、日本国内では地域によって違いがあるかどうかなどについていろいろ調べてみました。

 

 

日本の夫の家事時間は世界一短いとう不名誉な結果のニュース

 

日本の夫の家事時間は短い。わかってはいたのですが、これほどまでに短いとは。なんといっても世界一ですから。ワーストワンということですね。

 

確かに欧米などはよく男も家事を分担します。私が長くいたニュージーランドでは「キウイハズバンド」なる言葉がありました。キウイハズバンドとは、家事もしっかりし協力的なニュージーランドの夫のことをいいます。

 

ただニュージーランドの女性は外で働くのも普通です。その点は誤解のないように、欧米は男女同権が進んでいますし、女性も社会に出てバリバリ働くというのも普通ですからね。専業主婦だとどうしても夫の家事負担は少なくなりますが、より問題なのは共稼ぎ世帯です。

 

 

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そしてこちらのニュースです。ニューズウィーク日本版の記事で家事時間の国際比較が分かります。
日本は世界一「夫が家事をしない」国 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

 

 

 

 

調査は、国際社会調査プログラム(ISSP)が2012年に実施した「家族と性役割に関する意識調査」によるもので、夫の家事や育児の分担率のデータが公表されています。下はその結果です。

 

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出典 ニューズウィーク日本版

 

調査によると、配偶者がいて18歳未満の子がいる男女が家事にかける週間平均時間は、日本の男性が12.0時間、女性は53.7時間となっています。分担率でいうと男性は18.3%という結果。5分の1程度しか家事を分担していないことになります。

 

それでは海外はどうでしょう?トップのスウェーデンは42.7%。半分近くの家事を負担するというデータになっています。凄いですね。ずっと4割から3割程度の数字が並び、25%ぐらいが、韓国、オーストリア、チリの3カ国。そしてかなり離されてダントツで日本がワーストという事になります。

 

アジアでいうと、韓国は男尊女卑が強く、日本同様に夫が家事を分担しないイメージがありましたがそうでもなさそうです。あくまでもこの調査結果だけですが。台湾は3割強。中国系は女性が強く、男性はかなり家事を分担するイメージがありましたが、欧米のトップクラスとはまだまだ開きがあります。

 

また欧米でも、オーストリアは家事の分担率が低いのは驚きの結果でした。文化的に近いドイツ(なんで西ドイツなんだろう?)も3割程度とそれほど高くはありません。この調査ですが、女性の社会進出にも関係があるようですから、共稼ぎ世帯が多い国ほど高くなる傾向があるようです。

 

日本国内ではどうなの?都道府県や地域では違いはある?

 

世界の中で夫の家事負担率が著しく低い日本ですが、日本国内ではどうなのでしょうか?地域や都道府県では違いはあるのでしょうか?

 

こちらの記事では、武蔵野大学講師の舞田敏彦氏が日本における夫の家事・育児分担率についての統計データが掲載されています。夫の家事分担率の全国平均は15%とニューズウィーク日本版で紹介されたデータ18.3%よりも低くなっています。
データで見る夫の家事分担率 1位は島根、最下位は… |WOMAN SMART|NIKKEI STYLE

 

興味深い数字で、6歳未満の子がいる共働き世帯の夫の家事・育児分担率の都道府県別の違いがあります。小さな子どもがいますからできるだけ協力しなければならない時期ですね。また、仕事に関する負担が異なるかもしれませんが、共働き世帯というのもなおさら夫は家事に協力をする必要があります。

 

しかし、数字は驚くもので全国平均では14.1%、最高値は島根県の22.4%、最低値は6.7%の大阪になります。大阪はちょっとひどすぎますね。数値の傾向は田舎であれば高く、都会であれば低いということもなさそうです。

 

例えば、東京や埼玉は高めの数値です。また東北や四国は高めの数値が出ていますが、九州は大分を除き低めの数値が出ています。島根の隣の山口や鳥取は低いですし、広く地域的な傾向はなそうです。

 

ただし不名誉ながら近畿はすべて低い数値が出ています。調査の方法もあるでしょうが、この数値は男性は反省をしなければならないですね。

 

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