「ブレジャー」は日本人にも浸透するか? 出張を最大限に生かす
最近は、特に外国人になるのですが、”ブレジャー(ビジネス+レジャー)旅行”が注目を集めていいます。
辛いはずの出張がレジャーで楽しめるなら一石二鳥ですよね!
ただ、調査によると外国人には、「ブレジャー」の経験を持つ人が多いのですが、日本人は比較すると劣ります。
また、少々給料が安くても出張の機会が多いほうが良いと考える人も少ないようです。
個人的には出張を利用してがんがんブレジャーを楽しみたいですがね。
「ブレジャー」は日本人には向いてない?
ブッキング・ドットコム(Booking.com)が世界13か国ビジネス旅行者を対象にした調査によると、3割上の人が「出張の機会が多い仕事なら、今より給与が低くなっても構わない」と回答をしています。
ただ、この数値ですが日本人に限れば世界最低の10%ということになります。
この結果なのでが、出張の機会が多くない方が良いのか、もしくは今より給与が低くなるのはダメということなのかはハッキリしません。
最近は、日本の給与水準は海外と比べると相対的に下がってきていますしね。
出張も予定でびっしりでとてもレジャーを楽しむ余裕がないのかもしれません。
出張といえば、ちょっと安めの宿に泊まったり、新幹線の格安チケットを購入して、会社からの手当からの差額をお小遣いにすることもなかなか難しくなってきていますからね。
また、別の質問「出張期間を延長し、異なる都市や国を旅行した」経験については、世界のビジネス旅行者のおよそ半数がイエスと答えました。
しかし、日本人ではずっと低い22%という数値にとどまっています。この数値は調査対象の13カ国中最下位ということになります。
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ブレジャーをする人が多くなるメリット
日本人がブレジャーに対してあまり前向きではないのは、日本人の性格もあるかもしれません。
「仕事とプライベートは区別すべき」とか「公私混同」、「仕事に真面目に取り組むべき」なんて考えの人も多いでしょう。
そういえば、公務員や会社員が業務のための渡航で貯めたマイレージの扱いに関しても、かなり議論になりましたしね。
ただ、ブレジャーをする人が増えるといろんな副次的効果はあります。
こちらの記事を御覧ください。
「2017年、仕事に必要なのは“遊びの余白”」。ビジネス×レジャーの、新・仕事スタイル「ブレジャー」始まる – Be inspired!
こちらの記事ではビジネス面で日本があまり魅力的ではないことが紹介されています。
日本は規制が多くて、自由にビジネスができる土俵がありませんし、言葉や慣習の大きな違いもありますからね。
島国という立地の不利という面もありますし。
ただ、ビジネスで魅力がなくとも観光では日本は外国人から大人気というイメージがあると思います。
最近は、街を歩けばたくさんの外国人に会いますし、テレビのニュースなども訪日外国人旅行者2000万人の目標を突破ということも耳にしますしね。
たしかに日本は短距離LCCの普及などによって、近隣アジア諸国からの旅行者は増えています。
一方で欧米の人たちからは、まだまだ日本は旅行先の対象としてあまり見られていないという現実もあります。
記事内では同じアジアでも中国と日本の注目度の違いについて紹介されています。
中国は日本以上に欧米人にとって旅行のハードルが高そうですが、にもかかわらず多くの欧米人が注目をしています。
日本は政治的な問題もあり中国の渡航はあまり人気がないのですが、世界の実情はちょっと異なるようです。
その原因の一つに、街中で無料の無線LANがあまり整備されていないことなどがあげられています。
外国人ももちろんですが、日本人自体も旅行やビジネスだけなく、ブレジャーとして楽しむ人が増えれば、それだけ“インフラ”の整備の需要も増えるでしょう。
日本人は休暇が少ないけど旅行は好き
日本人は国際的には、あまりまとまった休暇をとりません。
この点は、欧米人などと比べるとその違いが大きいですよね。フランス人のように1ヶ月ほどバカンスをとって、旅を楽しむなんてスタイルは日本にはあまり普及していません。
そんな状況ながら日本人の多くは国内や海外問わず旅行へ出かけます。
たしかに海外旅行ではひところの勢いはありませんが、それでも年間たくさんの人が海外旅行を楽しんでいます。
日本人もその真面目さをちょっと緩めて、ブレジャーを楽しむ人が増えれば、きっと旅行者にとってもっと旅がしやすい環境になるはずです。
また、ブレジャーを楽しむ日本人が海外で外国人に出会い、日本のことを話すことで興味を持ってもらえることだって増えるでしょう。
そんな風に相乗効果が埋まれば、さらに多くの訪日外国人旅行者や日本でブレジャーを楽しもうとする外国人が増え、日本経済にプラスの効果が増えるのではないかと思うのです。
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