京都三十三間堂の拝観料が無料 楊枝のお加持と通し矢へアクセス

三十三間堂

 

京都東山の三十三間堂といえば、世界遺産にも登録され多くの人で賑わいます。学生時代に修学旅行で行ったという人も多いはず。

 

内部はカメラでの撮影が禁止になっているため個人のブログ等であまり紹介されません。そのためか、京都の他の有名寺院と比べるとちょっと地味な存在かもしれません。

 

ただ三十三間堂内のずらっと並んだ仏様の様子は見るものを圧倒します。やはり一度は見ておきたいお寺ですね。

 

今回は京都東山の世界遺産にも登録される古寺「三十三間堂」の特集です。日ごろの三十三間堂観光や、1月の京の風物詩になっている通し矢や楊枝のお加持の情報も紹介します。

 

 

三十三間堂はどんなお寺?

 

後白河法皇が蓮華王院の建立を発願し、平清盛がこれに応え本堂と千体千手観音像の造営を行いました。この本堂こそが三十三間堂です。三十三間堂の正式名称が「蓮華王院本堂」と呼ぶのもこのためです。

 

三十三間堂は正式名ではなく通称なのですが、それは仏像を安置する堂内の柱間が三十三あることに由来します。

その大きさですが、正面約120メートル、側面約22メートル、高さが約16メートルあります。大きなお堂といえば、奈良の大仏を安置する東大寺大仏殿が有名ですが、なんと三十三間堂は長さでは東大寺大仏殿の倍以上もあるのです。高さは全然劣りますがね。

 

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三十三間堂の見どころ

 

三十三間堂の見どころとしては、なんといっても貴重な仏像の数々です。重要文化財に指定されている千体千手観音立像です。仏像それぞれは個性があり顔つきなどが微妙に異なります。そのため自分に似た仏様もあるといわれ、探して見るものも面白いものです。

 

本尊は十一面千手観音像。国宝に指定されていて高さも台座などを含めると7mもある大きな仏像です。また国宝に指定さている二十八部衆立像、豊臣秀吉によって建てられた南大門や太閤塀も重要文化財に指定されみどころとなっています。

 

こちらの動画では三十三間堂の素晴らしさがわかりますよ。

 

楊枝のお加持と通し矢

 

三十三間堂の最も有名な行事が、ともに1月の同日に行われる「楊枝のお加持と通し矢」です。この日はなんと通常600円する拝観料が無料になります。三十三間堂を訪れたい人にとってはおススメの日です。

 

2016年は、1月17日(日)です。毎年1月15日に近い日曜日が選ばれることになります。

 

ただし、三十三間堂内はとても混みあいます。ゆっくりとご覧になりたいという人は、この日は避けできるだけ週末ではなく平日に訪れることをおススメします。ただし普段の日でも修学旅行生がたくさんいる場合もありますが。

 

楊枝のお加持

 

住職が楊枝(やなぎの枝)を使い浄水を参拝者の頭に数滴降り注いでくれます。その年の病を避ける意味がありますが、特に頭痛に効くことで有名です。

 

通し矢

 

三十三間堂は「通し矢」と呼ばれる弓術の競技場所としても有名です。

通し矢はかつてほどの弓術の腕前を競う大会ではなくなりましたが、それでも参加するには初段の以上の腕前をもっている必要があります。

 

見どころは新成人の女性が振袖袴姿で矢を射る光景です。とても華やかで人気があります。

 

 

三十三間堂の基本情報とアクセス

開門時間:8時~17時(11月16日~3月は9時~16時)
受付終了は閉門の30分前になります。
拝観料:一般600円、高校中学400円、子供300円

アクセスはJR「京都駅」より市バス「博物館三十三間堂前」下車すぐです。

その他京阪電車七条駅より徒歩約5分程度、または京都駅よりゆっくり京都の町並みを楽しみながら徒歩で行くこともできます。京都駅から徒歩で行くと約20分~30分ほど。

 

なお、周辺には京都国立博物館、豊臣家滅亡のきっかけとなった方広寺、智積院など観光名所もたくさんあります。

 

蓮華王院 三十三間堂

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