風邪とインフルエンザは何が違うの? 症状や予防は?
寒い季節になると特に気になるのが、風邪やインフルエンザですよね。多くの人がマスクを着用することになり、風邪やインフルエンザの予防に努めます。
気になるこの両者。なんだか似ているので一色単にしている人も少なくないはずです。
今回は似ているようで大きな違いがある風邪とインフルエンザの違いについていろいろ調べてみました。
インフルエンザと風邪の違いのまとめ
風邪かな?と思ったらお世話になる人も多い、第一三共製薬株式会社によると以下のように風邪とインフルエンザは以下のような違いが見られます。
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風邪とインフルエンザの発症時期の違い
まず特徴的なのが発症しやすい時期です。
インフルエンザはニュースでも学級閉鎖の話題が増える冬季に流行し発症の中心になります。一方風邪は「夏かぜ」という言葉もあるように、冬季のみならず1年を通して散発的に発症する傾向にあります。
風邪とインフルエンザの原因の違い
風邪とインフルエンザは発症する原因がそもそも異なります。
風邪の原因は細菌やウィルスですが、圧倒的に多いのがウィルスです。風邪の原因となるウィルスには、「ライノウィルス」、「コロナウィルス」、「アデノウィルス」、「エンテロウィルス」などがあります。それぞれ代表的な症状も違います。
一方インフルエンザは、インフルエンザウィルスの感染が原因となります。インフルエンザウィルスにはA型、B型、C型の3種類があります。さらに恐れられているのが今後流行が心配な新型インフルエンザです。
風邪とインフルエンザ症状の違い
風邪とインフルエンザは似ているようですが、その症状には一般的に違いが見られます。ただし風邪が重症化するとインフルエンザとの違いが分かりにくくなる。
風邪の主な症状
風邪の主な症状は、「くしゃみ」、「鼻水・鼻づまり」、「のどの痛み」、「せき・たん」、「寒気」、「お腹の不調」、「発熱」、「頭痛」など。かぜの多くは、、発症後の経過がゆるやかという特徴があり、発熱は38℃までの微熱程度です。
インフルエンザの主な症状
インフルエンザの主な症状は、「高熱」、「だるさ・筋肉痛」、「鼻水・鼻づまり」、「せき・たん」、「頭痛」、「寒気」、「くしゃみ」、「のどの痛み」など。
多くの症状が風邪の症状と似ています。そのため風邪とインフルエンザは混同されるのですが、大きい違いは発熱です。インフルエンザは通常38℃以上の高熱が出ます。全身の倦怠感や関節痛、筋肉痛を伴うのが特徴です。
インフルエンザに感染すると、通常は1~3日の潜伏期期間を経て高熱を伴って急激に発症します。完全に回復するまでには通常1週間以上かかるといわれています。
風邪やインフルエンザの予防は?
インフルエンザはインフルエンザウィルスの感染が原因ですが、風邪の主な原因もウィルスによる感染です。そのため風邪やインフルエンザを予防するためには、ウィルスの侵入を防ぐことが大事になります。
ウィルスが身体に侵入してくるには様々な経路があります。感染経路には、ウィルスが直接生体に接触して侵入する「接触感染」。
ウィルスが食品や水や物などに紛れ込んで感染する「媒介感染」。
ウィルスがせきや喋るときに出るしぶきや唾液に混じって飛び感染する「飛沫感染」。
ウィルスが空気中に漂い感染する「空気感染」などがあります。
まず風邪やインフルエンザを予防するには、これらの感染経路を遮断し、ウィルスの侵入を防ぐ方法があります。ただし一番の感染の経路は飛沫感染や媒介感染といわれています。
媒介感染を防ぐためには、いろいろなものに触れる手を洗って清潔にしておくことが大事です。冬になり特にインフルエンザの流行が見られる時期は、毎日の手洗いをしっかりするようにしましょう。くれぐれも洗い残しがないように石鹸で丁寧に洗うのがポイントです。
飛沫感染を防ぐのに、有効なのはマスクの着用です。マスクの着用は人に病原体を移さないという意味と、自分を飛沫感染から守るという意味もあるので、インフルエンザ流行時には常にマスクを着用するぐらいの気持ちで良いと思います。
その他に風邪やインフルエンザの予防としては、ウィルスを死滅させたり、その力を弱めたりする方法があります。たとえばうがいは、のどについたウィルスを洗い流したり、その力を弱めたりする効果があります。
さらに、うがいは口の中を清潔にし、湿り気を与えることでウィルスの侵入を防ぐ効果もあります。
いかがでしたか?特に冬の季節に気になる風邪やインフルエンザの違いは理解できたでしょうか?それぞれ治療法も異なるので、感染をしたかなと思ったら安易に混同しないように感染の特徴を医者に伝えるようにしましょう。
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