加古川シエスタ 兵庫県の中学の試み 短時間の昼寝・仮眠の効果は?

昼寝イメージ

 

兵庫県加古川市の加古川中学校で昼休みに仮眠をとる「加古川シエスタ」が話題になっています。

 

お昼ごはんを食べた後の午後は、眠たくなりますよね!人はお腹が満たされると眠気が襲うものです。眠いのを我慢をして、仕事や勉強をしても効率はあまり良くありませんよね。

 

加古川中学校では、午後からの授業や部活動の集中力を高めるために、昼休みの10分間だけ昼寝をする試みを始めました。

 

同校は、日本科学技術振興財団から「エネルギー教育モデル校」の指定を受けていることから、環境教育にも熱心で電気を消し省エネにも貢献しています。

 

でも、気になるのがたった10分ほどの昼寝や仮眠で眠気が覚め、すっきりするかどうかですよね。短時間の昼寝や仮眠の効果についていろいろ調べてみました。

 

 

1日の睡眠時間はどれくらい必要?

 

1日の睡眠時間については、専門家の間でも意見が分かれています。ある専門家は、「8時間が良い」といい、別の専門家は「6時間」だったり、「4時間半」など。

 

眠りの時間は、90分単位が多くなっています。これは、眠りの周期が90分。つまり90分毎に浅い眠りの「レム睡眠」状態になり、この時に起きると頭がすっきりするといわれているからです。

 

ただ、人には個性や違いがあるように睡眠時間や眠りの90分周期も異なります。ある人は、眠りの周期が80分だったり、他の人はもっと長く100分ぐらいという人もいます。

 

自分がだいたい睡眠時間何時間ぐらいでいつも起きているかを、チェックしているとだいたいの傾向はあると思います。それがあなたの睡眠周期です。

 

この睡眠周期をかけた時間がまずは大事です。例えば眠りの周期が80分というなら、6時間40分や8時間という感じです。

 

必要な睡眠時間も人によっても異なりますし、年齢によっても異なります。さらに生活習慣も影響をするでしょう。ただ、平均的には8時間ぐらい、少なくとも6時間の睡眠は必要といえるでしょう。

 

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睡眠不足は健康や感情に悪影響を及ぼす

 

仕事が忙しかったり、長い通勤・通学時間のため慢性的に睡眠不足という人は少なくありません。特に忙しい都心部ほど睡眠時間が短いという統計もあります。

 

一番平均睡眠時間が短い都道府県は、神奈川県で東京ではないのは通勤時間が影響しているものと思われます。

 

ただ、この睡眠不足ですが免疫力を弱らせてしまうおそれがあります。なぜなら、夜寝ている間に副交感神経を優位にし、成長ホルモンが分泌が促されます。

 

これによって、免疫力を高めてウイルスなどの侵入を防ぐ効果があります。しかし、睡眠不足になると、当然成長ホルモンの分泌も少なくなりますし、免疫力の低下が懸念されます。

免疫力が低下すると、インフルエンザなどのウィルス性の病気にかかりやすくなったりします。

 

また、睡眠不足は感情にも影響を及ぼします。睡眠時間が短いことで、イライラしたりという経験は多くの人が持っているでしょう。

 

睡眠不足は、脳の扁桃体の機能が低下したり、セロトニンの分泌が正常でなくなったりします。セロトニンが分泌するとリラックス効果があるので、分泌が少なくなるとイライラの原因になります。

 

 

昼間は眠くなるのは当たり前

 

昼間眠くなって居眠りをしていて怒られたという経験は多くの人が持っているでしょう。しかし眠いものは仕方ありませんよね。

 

人間とういのは、体内時計で日中に眠くなるものです。満腹になったことで眠りを誘うこともありますが、それだけでなく体内時計つまり体内のリズムで眠くなるのです。

 

さらに、睡眠不足の場合は、脳は回復をさせようとして睡眠を取ろうとします。つまり、睡眠不足の人は、体内で昼寝をしようとする力が働いているわけです。

 

こんな時には我慢するのではなく、昼寝をするのが良いです。ただ昼間の睡眠は夜のようにしっかりとした睡眠をとるべきではありません。

 

 

短時間の昼寝・仮眠の効果は?

 

昼休みの短時間の昼寝や仮眠は、話題になった加古川中学校だけでなく、企業でも取り入れたり、昼寝を推奨している場合もあります。

 

ただ効果は期待できるのですが、昼寝や仮眠はその方法よっては悪影響にもなり注意が必要です。

 

まずは時間ですが、10分~20分程度の短い時間にすべきです。短い睡眠ならレム睡眠状態なので、寝起きもすっきりします。

 

しかし、長い昼寝はノンレム睡眠となり、深い眠りとなります。当然昼間はいつまでも眠るわけでもいかないので、起きなければなりません。

 

ノンレム睡眠時に目を覚ますことになると、気分が悪くなったりすっきりしないでしょう。これでは逆効果ですよね。集中力が落ちたりしますので、昼寝や昼間の仮眠は短時間が鉄則です。

 

さらに、昼といっても、あまり遅い時間は夜の睡眠にも影響を及ぼします。加古川シエスタのようにお昼休みに昼寝をし、夕方などには昼寝をしないようにしましょう。

夜の睡眠に影響を及ぼし、睡眠不足になれば問題ですからね。

 

昼間仮眠にこんな驚きの商品もあります。寝心地を気にしたり、明かりが気になる人はこの商品や良いかもしれません。

 

 

多少かぶりものみたいで笑えますので、電車の車内などではちょっと難しそうです。

 

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