小田急複々線化完成でこんなにも便利に 完成時期が待ち遠しい

小田急イメージ

 

小田急電鉄の複々線化工事が進行しています。小田急電鉄の複々線化は、東北沢から和泉多摩川までの10.4kmの区間に、上下線各1本ずつ計2本から、上下線を各2本ずつの計4本の線路にする事業です。

 

すでに、梅ヶ丘から和泉多摩川までの8.8kmは工事が完了し共用も開始していて、残すところ2km足らずの区間だけとなっています。

 

複々線化が完成すれば、小田急の状況も大きく変わり、とても便利になります。

 

 

複々線化完成で混雑はどうなる?

 

小田急電鉄の複々線化工事は、東京都が主体となって行っている「連続立体交差事業」と一体となって行われています。すでに沿線に地下化によって9カ所の踏切が廃止されたことによって、交通渋滞などの解消という効果は出ています。

 

実際に小田急に乗って、通勤や通学をする人にとっては、複々線化によって混雑はどうなるの?というのが一番の興味でしょう。

 

特に殺人的な朝のラッシュは、利用者にとっては、なんとか解消して欲しいところですからね。

 

現在、小田急線のピーク時の混雑率は、2015年のデータですが、最混雑区間(世田谷代田~下北沢間)において、朝のラッシュピーク時間帯191%というかなりの劣悪な数値になっています。

 
小田急線の「複々線化」で見込める3つの効果とは? | スーモジャーナル – 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト


 

 

ちなみに平成26年度の東京圏における主要区間の混雑率のランキングでは第5位とメトロはJR以外の私鉄ではトップの混雑率になっています。

 

では、この混雑率が複々線化の工事完成によってどのように変わるかというと、小田急電鉄では160%程度まで軽減できると見込んでいます。

 

現在の混雑率では、身体が触れ合って圧迫されるほどでかなりの不快感はあります。複々線化完成後は、新聞や書籍などを楽な姿勢で読むことができるレベルまで改善される予定です。

 

ちなみに平成26年度の東京圏における主要区間の混雑率のランキングでは、東京メトロ有楽町線の東池袋→護国寺区間や京王本線の下高井戸→明大前区間ぐらいには並ぶようになります。

 

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複々線化によって所要時間はどうなる?

 

混雑緩和は一番の興味でしょうが、次に気になるのは利便性の向上ですよね。特に小田急は私鉄としては、路線が長く、郊外から東京都心に通勤・通学する人などは、所要時間の短縮などの期待も大きいでしょう。

 

複々線化によって混雑緩和の低減も大きですが、人によってはそれ以上に所要時間の短縮は大きいかもしれません。

 

どのように変更される見込みかというと、小田急電鉄では、急行電車を乗車した際に、「ラッシュ時には町田駅から新宿駅までの所要時間は現状で48分だが、完成後は38分へと、10分短縮される」ことになっています。

 

朝の通勤・通学時間帯に10分の短縮は大きいですよね!複々線化によって、普通電車の待ち合わせをすることがなくなるため、このような大幅な所要時間の短縮が実現します。

 

これで新宿勤務でドア・ツー・ドアで1時間という時間も実現できる人もいそうですね。

 

ただし、所要時間の短縮は混雑が予想以上に緩和されないことも生み出すかもしれません。

 

というのは、沿線開発によって、都心まで所要時間の短縮はより多くの人が集まる可能性もあるからです。所要時間の短縮は便利になって嬉しいのですが、便利になると人が集まり、また混雑度が高くなるということはあるかもしれません。

 

 

複々線化の完成はいつ?

 

現在工事が行われている小田急電鉄の複々線化工事ですが、2017年度中には完成する予定になっています。

 

ただし、複々線化によって利便性が向上するダイヤ改正は、2018年の3月に行われる予定で、後残り2年足らずで混雑緩和や所要時間の短縮が実現することになります。

 

なお、ダイヤ改正後には、代々木上原駅から千代田線への直通列車も、ラッシュ時に1時間当たり現在5本運行されていますが、これを完成後には12本に増やしたいという意向があるようです。

 

現在の倍増以上がメトロに直通運転されるわけですから、かなり便利になりますね。新宿だけでなく東京都心の各地にも便利に行けるのはうれしいですね。

 

複々線化の完成、その後のダイヤ改正まで、後約2年。早くその時が来ないかと待ち遠しいですね。

 

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