お彼岸2015年9月はいつ? 目的やお供え物、お布施は?

彼岸イメージ

 

普段何気なく使ってる「お彼岸」。

このお彼岸の意味や期間など習慣ってわかっているようで、はっきりとしないものですよね。

今日はこのお彼岸についてその意味から、習慣となっていることまで様々なことを解説していきます。

毎年訪れるお彼岸ですから、しっかり理解したうえでご先祖の供養などをしたいものです。

 

お彼岸とは

お彼岸は、もともとは仏教用語で修行により悟りの境地に到達する意味を持ちます。現代でのお彼岸は修行ではなく、寺院で行われる彼岸会という法要や先祖を供養する意味で用いられています。

お彼岸とは、毎年「春分の日」と「秋分の日」を中日として、前後3日間を合わせた7日間のことをさします。

ところでこの春分の日と秋分の日は毎年決まった日ではありません。

春分、秋分とは、太陽が春分点・秋分点に達した日です。この日は毎年同じ日ではないため、国立天文台の暦に基づいて政府が決定します。春分の日と秋分の日が決まると、その日が祝日となり前後3日間のお彼岸の日取りが決まります。

 

お彼岸には、「彼岸入り」や「彼岸明け」という言葉があります。お聞きした人も多いと思うこの言葉ですが、お彼岸に入る日のことを「彼岸入り」といいます。お彼岸が終わる日のことを「彼岸明け・彼岸の明け」といいます。

 

例えば2015年(平成27年)秋のお彼岸の中日つまり秋分の日は、9月23日(水)になります。カレンダーでも祝日になっていますよよね。9月23日の3日前である9月20日が彼岸入り。逆に9月23日の3日後である9月26日彼岸明けになります。

 

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お彼岸の目的は? お彼岸には何をするの?

お彼岸とは前述したように、もともとは修行により悟りの境地に到達することを意味します。ではお彼岸に日本人が一斉に修行をするかというとそうではありません。

できれば本来の意味通り仏教の修行をするのが良いのでしょうが、先祖を供養することに変容しています。

さらに、春や秋は農業国であったかつての日本では、春は種まきの時期、秋は収穫の時期という大切な季節で自然への感謝と先祖への感謝の気持ちが相まって大切な行事となっていきます。

 

お彼岸のお供え物は何が良い? 熨斗は?

お彼岸には先祖を供養するためにお供え物をします。皆さんも故人が好きだったものなどを仏壇やお墓にお供えされていませんか?

お供えは仏壇の仏様やご先祖に感謝する意味があります。また、一般的には故人がお腹が空いて飢えないようにするという意味で用いられることのほうが多いです。

お供え物は故人の好きなものでも良いですし、お寺にお供え物をする場合でしたらお菓子など日持ちがするものが良いでしょう。

親戚や知人、友人などへお供え物をする場合は、やはり故人が生前好きだったものが喜ばれますね。

親戚や知人へお供え物ののし紙は、水引が黒白・または双銀のもの、地域によっては黄白で必ず結び切りを選びましょう。結びきりは「2度とあってはいけないこと」に用いられます。人の死というものは2度とあってはいけないものですからね。

お供えをくれた方へのお返しは、熨斗紙を水引が黒白・または双銀のもの、地域によっては黄白で結び切りにし、表書きには「粗供養」・「彼岸供養」・「粗品」・「志」などが良いでしょう。

 

お彼岸のお布施は? 熨斗は?

お彼岸には先祖供養でお坊さんにお経をあげてもらう人も多いと思います。またお寺にお供え物をするという人も多いでしょう。

お彼岸のお布施の相場は各家庭や地域によって異なりますが、合同の彼岸会に参加する場合は3,000円から10,000円程度。個人で家庭でお経をあげてもらう場合は、3万から5万円ぐらいが多いでしょう。自宅までお坊さんに来てもらう場合は、お布施の他にお車代として5,000円や10,000円を別に包む場合が一般的です。

お布施の熨斗の表書きは、一般的には「御布施・お布施」と書きます。現金と合わせてお礼の品としてお供え物を渡す場合は、熨斗紙は特に必要ありません。

 

おはぎやぼたもち

お彼岸にはおはぎやぼたもちをお供えしたり食べたりしますよね。なぜお彼岸にはおはぎやぼたもちをお供えしたり食べたりsるのでしょう?

おはぎやぼたもちに使われる小豆は、日本古来より生活に欠かせない食品でした。

小豆の赤は古来より「魔除け」の力があるといわれています。祝いの席で赤飯を食べるのもこのような由来に基づくものです。

さらにお餅は五穀豊穣意味します。お餅の「五穀豊穣」、小豆の「魔除け」が合わさってご先祖様の感謝の気持ちや家族の健康を願うことでおはぎやぼたもちをお彼岸にお供えしたり、食したりするような習慣になりました。

 

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