通勤電車を快適にする有料座席が続々と誕生 快適性をお金で買う時代に

有料座席イメージ

 

通勤電車の有料座席というと、JR東日本が一部の路線で導入いしているグリーン車が定着しています。平日の通勤時間帯の朝晩を中心に利用している人も多いですよね。

 

特に東京は超混雑している不快な通勤電車に乗ることを考えると、お金を払っても有料座席に乗りたいという気にもなりますよね。

 

この有料座席の流れは、JRにとどまらず私鉄でも導入が今後進んできそうです。また首都圏だけでなく関西にも有料座席が登場するというニュースも流れてきました。

 

今回は、地獄の通勤電車を快適にする有料座席についていろいろ調べてみました。

 

 

 

JR有料座席導入路線と中央線の有料座席導入

 

JR東日本の有料座席を導入している路線は以下のようになっています。

 

普通列車グリーン車は、東海道線、横須賀・総武快速線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、常磐線の普通(快速)列車に連結されています。

 

営業キロ 事前料金 車内料金
平日 ホリデー 平日 ホリデー
50kmまで 770円 570円 1,030円 830円
51km以上 980円 780円 1,240円 1,040円

 

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JRの普通車グリーン席は距離や事前購入か車内で購入するかによって料金が変わってきます。50㎞以内で平日770円とちょっと高い感じがします。

 

さらに中央線が有料座席を導入するというニュースが流れています。

 

中央線というと遅延が頻発することでも有名ですが、混雑も相当なもの。また距離もさほど長くはないもののお金を払ってでも快適性を得たいというニーズも強く、この流れを賛同する声も多く聞こえてきました。

 

 

私鉄有料座席導入路線と今後の動き

 

私鉄各社は有料特急はあるものの、車両の一部を有料にする有料座席はあまり導入はされていません。ただし私鉄各社の有料特急は、JRの特急と比べると安価に乗れる場合もあります。そのため今回は、私鉄の有料特急でも通勤タイプのものは有料座席に一部含めて、導入している鉄道路線を紹介します。

 

京浜急行モーニング・ウィング号

 

モーニング・ウィング号が運行する区間は、三浦海岸から品川と三浦海岸から泉岳寺の、平日の朝2本で、所要時間はおよそ1時間20分ほど。乗車券以外に300円の着席整理券が必要です。

 

1時間20分はけっこうな時間ですね。300円の整理券で乗れるなら良いかもしれません。仮に朝だけ利用するとして、300円×20日分で6,000円の出費。それで快適性を買えるのなら悪くないかもしれません。

 

東武東上線TJライナー

東武東上線では、TJライナーという座席定員制列車があります。着陸整理券は310円。夕方の池袋~小川町までの区間の下りれしゃのみに導入されています。小川町までの最長区間で約1時間5分。微妙な距離に料金です。

 

夕方の下り列車のみに導入されていますが、多くの人は朝の通勤時間帯の上り列車にも導入いしてほしいと思っていました。そのニーズに応えるように、来年から上り列車にもTJライナーが登場するようです。

 

京成電鉄モーニングライナー・イブニングライナー

京成電鉄のモーニングライナーやイブニングライナーは、成田空港と上野を結ぶ有料列車です。空港アクセスの側面もありますが、通勤客のニーズも高く最近では京成船橋にも停車することになり、より通勤客のニーズに合わせているような気がします。

 

特急料金は410円ですが、京成自慢の特急スカイライナーの車両を使うため、お得感はあります。

 

また京王電鉄では、中期経営計画で有料座席導入が検討されています。中央線が有料座席導入に踏み切りましたが、その対抗と思われます。

 

京王に有料座席列車導入計画 中央線に対抗か 新車登場の可能性も | 乗りものニュース

これらの以外にも本来は、観光用や空港アクセスのために導入された有料特急が、停車駅を増やし有料座席として座りたいというニーズを満たしている列車もあります。

 

例えば、なんば駅と関西空港を結ぶ、南海電車のラピートは、当初は停車駅も少なく関空アクセスの速達性がポイントでした。しかし、そのニーズはあまり多くなく、結局今では多くの途中駅に停車するタイプのものも導入し、朝晩を中心に通勤客のニーズを満たしています。

 

 

関西の有料座席導入路線は?

 

JR西日本は、JR東日本と異なり普通列車のグリーン車は基本導入していません。そのため関西はあまり有料座席には消極的かと感じますが、南海電車は上記で指摘したようなラピートに加え、なんばと和歌山を結ぶ特急サザンは一部有料座席を導入しています。

 

サザンの有料座席は、昼間はあまり乗っていませんが朝晩を中心に快適性をお金で買う人は多く、たくさんの人が利用しています。

 

また関西の場合は、座席の質にはこだわっており、JR西日本の新快速や快速列車では快適な転換式クロスシートを導入し、長距離の列車の移動を快適にしています。ただしクロスシートはロングシートと比べスペースを取るため、通勤時間帯は数字以上の不快な満員電車になってしまいます。

 

私鉄でもクロスシート導入は進み、阪神電車ではほんの30分も走らない区間にクロスシートが走っているというわけがわからない状況もあります。

 

また京阪特急は無料の特急列車ですが、一部にダブルデッカーの車両もあり無料なのにグリーン車並みの快適性が自慢です。

 

その京阪電車ですが、無料のダブルデッカーから有料座席を導入することに転換するようです。

 

京阪電気鉄道、8000系特急に座席指定「プレミアムカー」 – 2017年度導入へ | マイナビニュース

コチラは横3列でなかなかプレミアム感があります。もともとダブルデッカーがあり、快適性が高かったわけですから、有料にするとなるとさらに快適性を上げないといけないですからね。

 

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