松山英樹リオ五輪ゴルフ出場辞退 選考方法から見る出場可能選手は?

brazilflag

 

男子ゴルフの松山英樹がリオデジャネイロオリンピックの出場を辞退しました。世界ランキングも上位にいる松山は、メダルも期待されていただけに残念な結果です。

 

リオ五輪のゴルフに出場するのには、他の種目とは違い国内の選考試合などで決める方法ではありません。まずランキングによる出場可能選手が決められます。

 

国内というより、海外のランキングによって出場可能かどうかの資格が決められるゴルフはちょっと特殊ですね。開催まで残り一ヶ月ほどになったリオ五輪のゴルフ代表が誰になるかが気になります。

 

 

リオ五輪ゴルフ代表の選考方法を確認

 

リオ五輪の代表選手が続々と決定しています。先日は日本選手団の主将をレスリングの吉田沙保里が務めることが決定しました。

 

ゴルフは112年ぶりにリオ五輪で正式種目になるためか、ゴルフファンをはじめ多くの人の注目を集めています。

 

ただ、代表が誰になるかは正式な発表はなされていません。特にオリンピック代表選考会が開かれたり、有力な選手を集めた代表を選考する大会も開かれている情報もありませんよね。

 

ゴルフの選手は、いろんな国のトーナメントに参加したりで、有力選手が一堂に会するのが難しい事情もありますし、代表選考の方法もちょっと特殊です。代表選考方法や出場資格はどのように決められるのかを紹介します。

 

出場選手は男女それぞれ60人。今年7月11日時点のオリンピックランキングにおける上位60人が出場権を獲得する。7月11日ですからもうまもなくですね。

 

オリンピックランキングは、世界ランキングをベースに決定されますが、以下のようになっています。

 

1)世界ランキング15位までの選手が優先的に出場資格を獲得

ただし、同じ国では最大4人までの制限があります。つまり、世界ランキング15位まで同一国で5人いたとしても、5人目のプレイヤーは出場資格がありません。
(2)世界ランク16位以下の選手は1カ国2人を上限として出場資格を獲得

ただし、世界ランキング15位以内の選手も含めて2人という上限がつきます。そのため、例えばすでに15位以内に同一国で2人いれば、16位以下の選手は出場資格がないということになります。

 

(3)5大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)ごとに、最低1人の出場枠を保証

 

(4)大会ホスト国のブラジルは、最低1人の出場枠を保証

 

SPONSORED LINK

 

現在の世界ランキングは?

 

現在のゴルフ世界ランキングは、男子は6月27日現在、トップがオーストラリアのジェイソン・デイ、2位がアメリカのスピース、3位が同じくアメリカのジョンソン、日本の松山英樹は16位です。

 
2016年ワールドランキング(男子ゴルフ世界ランキング)|GDO ゴルフダイジェスト・オンライン

 

 

 

 

松山英樹は現在15位以内には入っていないものの、1カ国2人を上限とする出場資格があるわけですが、出場を辞退しました。

 

理由は、ブラジルで流行しているジカ熱や治安の問題を懸念しています。また、松山選手はもともと虫に刺されると過敏に反応するという体質があります。その体質から健康状態の懸念もあったようです。

 

世界ランキングをベースにしたオリンピックランキングも発表されていますが、松山選手の出場辞退の結果を反映していない6月29日ベースでは9位にランクインをしているので、辞退は非常に残念な結果です。

 
Olympic Rankings – Men

 

 

 

 

松山選手が世界ランキング16位ながら、オリンピックランキングが9位に位置指定たのは、多くの選手がオリンピックを出場を辞退したためです。

出場辞退が相次いでいる

 

松山選手がリオ五輪出場を辞退したわけですが、実は多くのトッププロが出場辞退を表明しています。

 

例えばランキングトップのジェイソン・デイ(オーストラリア)もジカ熱を理由に五輪欠場を表明しています。そのため現在の出場資格を決めるオリンピックランキングには、ジェイソン・デイの名前はすでにありません。

 

その他の辞退者も、オーストラリアのマーク・リーシュマン、南アのチャール・シュワーツエル、ルイ・ウエストヘーゼン、フィジーのビジェイ・シンなどそうそうたるメンバーが名を連ねています。

 

また、今年のマスターズを制した英国のダニー・ウイレット、さらにローリー・マキロイや全米オープンで2位になったシェーン・ローリー(アイランド)も出場を辞退しています。

 

辞退者が相次ぐリオ五輪の男子ゴルフですが、これだけ多くのトッププロの欠場は、ちょっとトーナメントのレベルが下がり残念で仕方ありません。

 

 

日本代表が誰が選ばれる?

 

確かに世界のトッププロたちの欠場は残念ですが、その結果日本選手のメダルの可能性も増えるともいえます。メダル獲得の楽しみは増えますね。

それでは日本選手はだれが代表に選ばれるのでしょうか?

 

現在のオリンピックランキングでは、池田勇太が31位で出場資格があります。世界ランキングが現在89位ですから、ちょっと棚ボタ感もありますが、オリンピックのメダル目指して頑張って欲しいですね。

 

また、松山選手の辞退によって、世界ランキング95位の片山晋呉や同103位の谷原秀人も対象になって来る可能性があります。

 

もしかして「俺??」という感覚があるかもしれませんし、「ジカ熱心配^^;」と内心思っているかも知れませんが、出場が決まれば頑張って欲しいですね。

 

SPONSORED LINK

 

Sponsored Link

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ