南阿蘇鉄道への支援の輪 熊本地震復興祈念きっぷ発売 発売箇所は?

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平成28年熊本地震が起こって半月ぐらいが経ちました。まだ被災地周辺では余震が度々あり、地震の恐怖が忘れられません。ただ、新幹線や高速道路が開通したりと、徐々に復興への道へ進んでいます。

 

義援金などの募金活動も活発に行われ、支援の輪が広がっています。ただ阿蘇大橋の崩落などがあった、阿蘇山周辺ではかなりの被害がありました。南阿蘇鉄道の被害も甚大で、運行再開に関して厳しい状況が続いています。

 

今回は、平成28熊本地震によって、大きな被害があった南阿蘇鉄道の支援について。第3セクター4社が共同して発売される「熊本地震復興祈念きっぷ」についての情報です。きっぷの価格の7割が南阿蘇鉄道の支援に使われ被災地復興の支援になります。

 

 

南阿蘇鉄道の被害の状況

 

平成28熊本地震で被災した南阿蘇鉄道ですが、現在は全線運休中になっていて、かなりの被害になっています。
南阿蘇鉄道、廃線の危機 地震復旧費、見通しなく – 西日本新聞

運行再開まで1年以上がかかる見通しで、最悪の場合は廃線もありえるような状況になっています。復興の費用が30億~50億円ともいわれ、その費用の工面が難しい状況です。

 

第3セクターのローカル路線なので、なかなか余裕の資金などはないでしょうからね。もともとはJRの赤字路線を引き継いだわけですから、トロッコ列車など観光客引きつける取り組みはしていたものの、なかなか厳しい経営でした。

 

そんな南阿蘇鉄道を支援する動きが、他の第3セクターの鉄道が共同して行うようになりました。南阿蘇鉄道は、地元の人の貴重なインフラでもあり、観光客が多く訪れる阿蘇にも欠かせないもの。鉄道インフラが復興することは、被災地の復興の大事な柱です。

 

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熊本地震復興祈念きっぷ発売

 

今回南阿蘇鉄道の支援するのは、以下の第3セクター鉄道4社です。

  • 由利高原鉄道(秋田県由利本荘市)
  • ひたちなか海浜鉄道(茨城県ひたちなか市)
  • いすみ鉄道(千葉県大多喜町)
  • 若桜鉄道(鳥取県若桜町)

 

どの鉄道会社も公募社長が中心となって、様々な集客のアイデアを出して注目を集めていますね。最近では若桜鉄道のピンクのSLが話題を呼びましたね。
5月1日は「恋の日」、SLもピンクに 鳥取・若桜鉄道:朝日新聞デジタル

南阿蘇鉄道を支援するために発売されるのは、「南阿蘇鉄道希望の光復興祈念切符」です。料金は1,000円で印刷や販売経費を除いた700円が南阿蘇鉄道の支援に使われる事になります。

 

南阿蘇鉄道復興支援

出典 いすみ鉄道株式会社

 

この復興祈念の内容ですが、南阿蘇鉄道の乗車券と支援する第3セクター4社の縁起良いといわれる4駅の入場券がセットになります。

 

  1. 南阿蘇鉄道・・・高森→立野駅乗車券
  2. 由利高原鉄道・・・子吉駅入場券
  3. ひたちなか海浜鉄道・・・勝田駅入場券
  4. いすみ鉄道・・・大多喜駅入場券
  5. 若桜鉄道・・・若桜駅入場券

 

すでに各鉄道会社では、4月29日より発売が開始されています。発売箇所は各鉄道駅の主要駅やウェイブショップとなります。

 

  • 由利高原鉄道・・・矢島駅・前郷駅・羽後本荘駅、ウェブショップ
  • ひたちなか海浜鉄道・・・那珂湊駅
  • いすみ鉄道・・・いすみ鉄道大多喜駅窓口、大原駅売店、国吉駅売店、ウェブショップ
  • 若桜鉄道・・・若桜駅売店

 

由利高原鉄道といすみ鉄道では、ネットでの購入もできるので上手く利用したいですね。買い占め防止のため、枚数を制限している場合もあります。また、この「南阿蘇鉄道希望の光復興祈念切符」は販売枚数の限定数があります。売り切れると販売が終了する予定ですが、場合によっては増刷もあり得るようです。

 

今回の支援の輪が広がり、ぜひとも南阿蘇鉄道は復興を遂げて欲しいですね。その時は、新たに復興を「記念」した切符も発売して欲しいですね。

 

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