高速道路の渋滞が醜いのはココ 首都高速&阪神高速の渋滞ランキング2015

渋滞イメージ

 

 

GWということもあり、レジャーなどで出かける人も多いでしょう。連休中などで特に気になるのが渋滞ですよね。ストレスがたまるし、時間もかかりドライバーにとっては、辛い場面です。

 

高速道路の渋滞といえば、ゴールデンウィークや年末年始となどは、大都市圏から行き来する高速道の渋滞が有名です。関越自動車道 藤岡JCT付近とか、中央自動車道 小仏トンネル付近、相模湖IC付近、中国自動車道 宝塚トンネル付近なんて言葉がニュースで流れることも多いですから。

 

ただ、季節を問わず渋滞するのが、都市高速道路です。首都高速や阪神高速道路などでは、毎日のように渋滞する場所があります。その渋滞の目安となる、首都高速および阪神高速の渋滞ランキング2015が国土交通省から発表されました。

 

今回は、首都高速および阪神高速の渋滞ランキング2015の発表のニュースとあわせて、渋滞に関していろいろ調べてみました。

 

 

首都高速および阪神高速の渋滞ランキング2015の上位はココ!

 

国土交通省から発表されたのは、首都高速道路および阪神高速道路における2015年の「渋滞ワーストランキング(速報)」です。いわゆる「都市高速」の渋滞名所ということですね。

 

ゴールデンウィークやお盆・年末年始などでマスコミから注目を集める高速道路の渋滞名所とは異なり、常日頃から頻繁に渋滞が発生するような場所ですね。

 

SPONSORED LINK

 

JCT区間別の渋滞ワーストランキング(年間合計)

 

1位 阪神高速3号神戸線下り・西宮JCT~第二神明接続部

1位は阪神高速3号神戸線下り・西宮JCT~第二神明接続部です。関西の渋滞の名所です。「渋滞損失時間」は366万人・時間/年ですから、かなりの人が渋滞の影響を受けています。

 

2位 阪神高速3号神戸線上り・第二神明接続部~西宮JCT

2位は阪神高速3号神戸線上り・第二神明接続部~西宮JCTです。1位の逆方面です。「渋滞損失時間」は301万人・時間/年。

 

第二神明道接続部は神戸市須磨区辺りで、西宮ジャンクションは名神高速道路に接続することになります。この区間の数カ所で渋滞するので、ひどい時はかなりの時間がかかります。

 

そもそもこの区間が渋滞する原因の一つが阪神高速湾岸線が中途半端な場所までしか開通していないことです。阪神高速湾岸線は、大阪からくると六甲アイランドが終点となります。六甲アイランドからは、まだ神戸の中心部は西に位置します。

 

念願の湾岸線の延伸があるかもしれません。阪神高速湾岸線の西部延伸が実現すれば、阪神高速神戸線の渋滞もかなり緩和されるでしょう。産業道路的な役割もある阪神高速ですから、早期の実現が望ましいですね。
〝渋滞日本一〟解消へ! 阪高湾岸線の西部延伸が現実味(1/3ページ) – 産経WEST

 

 

 

 

3位 首都高速6号三郷線上り・三郷JCT~小菅JCT

3位は、首都高の渋滞名所がランクイン。「渋滞損失時間」は215万人・時間/年です。最近の首都高は、中央環状線などの整備が進み、ずいぶんと渋滞が緩和された印象があります。

 
首都高の渋滞「4割減った」 中央環状線の効果、都発表:朝日新聞デジタル

 

首都高の渋滞が全線で4割減って、しかも一般道路の混雑緩和の効果もあるようです。首都高の中央環状線はかなりの費用がかかっているので、効果はないと困りますけどね。

 

4位 首都高速5号池袋線上り・美女木JCT~板橋JCT

5位 阪神高速13号東大阪線上り・東大阪JCT~東船場JCT

4位は、首都高速5号池袋線上り・美女木JCT~板橋JCTで、「渋滞損失時間」は167万人・時間/年。5位は阪神高速13号東大阪線上り・東大阪JCT~東船場JCTで「渋滞損失時間」は158万人・時間/年という結果になっています。

なお、高速道路のワースト1といえば、「東名高速道路上り・海老名JCT~横浜町田IC」の134万人・時間/年です。ただし、都市高速の渋滞は、平日の朝夕を中心に渋滞時間が長時間に及んでいます。そのため、高速道路のワースト1と比べて、さらに渋滞損失時間が長いといえます。

 

都市高速道路は、産業道路としても大切な機能を有しているので、損失時間はできるだけ少なくするべきですね。渋滞ランキング上位の箇所を中心に解決策が待たれますね。

 

ちなみにゴールデンウィーク期間中の渋滞ランキングも発表されていますが、ベスト5には年間でも1位と2位だった、阪神高速3号神戸線・西宮JCT~第二神明接続部の上下線が、1位と3位に入っています。ココは平日だけでなく、休日も混み合うのでドライバーにとっては鬼門のような区間です。

また、年間で3位の逆区間である、首都高速6号三郷線下り・三郷JCT~小菅JCTが5位にランクインしています。

 

都市高速道路の渋滞は、「〇〇を先頭に何km」というと、それほどでもないのですが、渋滞が長時間続くのは問題ですね。ちなみに、日本でもっとも総距離の長い渋滞は、154km。滋賀県から愛知県豊川市まで続いた渋滞で、原因はゲリラ豪雪でした。他には、兵庫県山崎町から滋賀県大津市まで続く135kmという長い渋滞の記録があります。
こんな渋滞は絶対経験したくないですね。

 

SPONSORED LINK

 

Sponsored Link

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ