京阪の有料指定席「プレミアムカー」のデザインが発表 料金以上のクオリティか

京阪イメージ

 

2017年に京阪電鉄が導入する有料指定席車両の名称が「プレミアムカー」に決定しました。

 

京阪電車の特急車両は、一部車両でダブルデッカーを採用し無料でありながら、快適席の高さも評判でした。

 

ただ、混雑時や途中駅からの着席は難しい場合も多く、お金を払ってでも着席をしたいというニーズは近年高まっています。

特に首都圏が顕著ですが、多くの鉄道会社が有料座席を導入しています。

 

今回発表された京阪電車のプレミアムカーは、なかなかのクオリティ。まだ料金は発表されていませんが、他社との競合もありそれほど高額にはならないと予想されます。

 

予想の料金を考えると、そのクオリティの高さは十分納得するものでしょう。

 

 

京阪「プレミアムカー」のデザイン

 

京阪が新たに導入する有料座席車両とその内部のデザインが発表されました。

 

外観ですが一般の人が見ると、それほど従来との違いはあまり感じないかもしれません。

 

鉄道に詳しいマニアの方にはその違いはわかるでしょうが^^;

 

京阪伝統の赤を基調に、乗降用の扉まわりはゴールドに。

 

 

「これから私は、他の人と違ってプレミアムな空間に足を踏み入れるの」とお客が思うかどうかはわかりませんが、なんとなく優越感には浸れそうです。

 

「プレミアムモルツ」、「プレミアムクラス」、「セブンプレミアム」、「プレミアムバンダイ」、「楽天プレミアム」などなど、日本人はプレミアムという言葉に何だか惹かれるものがあります。

 

そういえば、ANAの国際線のエコノミーに乗った時のドリンクサービスで、みんな見事なほど「プレミアム・モルツ」を頼んでいました(笑)

 

京阪電車も、旅行やお出かけなどでちょっとした贅沢を味わって欲しいということから、プレミアムカーにしたようです。

 

「有料席」とか「指定席」、「〇〇円シート」なんて名称だったら贅沢感はありませんから。

 

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プレミアムカーのシートや車内の様子

 

それでは黄金に輝く扉をくぐって、車内に入ってみましょう。

 

車内はこのように黒が基調で、外観と違ってとてもシックです。

プレミアムカー

客室はカーペットを設置なので、車内でもプレミアム感を演出しています。

 

2+1に配置ですから、グループでおひとりさまでも、どちらのニーズにも対応しています。

 

2+2の座席配置比べて、座席幅が広いのも快適性が高くて嬉しいところです。

 

シートは現行のシートが、幅430mmのところが460mm、背もたれの高さが現行640mmのところが770mmと大型になっています。

 

その他にも、リクライニング角度は最大20度、前後の座席間隔も現行920mmのところが、1020mmと一段と広くなって快適性が向上しています。

 

また、すべてのシートにコンセントと大型のテーブルを装備(一部の席を除く) されるので、移動中に仕事をしたいと言うビジネスマン・ウーマンのニーズにも対応しています。

 

プレミアムカーなかなかクオリティが高いですね。

 

座席は回転式なので、グループの旅行にも対応してます。この辺りは大阪のおばちゃんの大きな声で、プレミアム感が損なわないか心配ですが^^;

 

 

京阪プレミアムカーの料金は?

 

プレミアムカーのクオリティの高さが分かったのですが、気になるのは料金ですよね。

 

「ほんで、なんぼやねん?」という声が聞こえてきます。

 

料金は重要な要素なのですが、京阪電車からは料金などはまだ発表されていません。アテンダントサービスも検討中ということなので、かわいいアテンダントさんも乗車するかもしれません(≧▽≦)

 

料金の予想ですが、大阪と京都を結ぶ路線は、京阪の他に、JR、阪急も競合する激戦区です。

 

所要時間は、

  • JR大阪駅-京都駅 29分
  • 阪急梅田駅 - 河原町駅 44分
  • 京阪淀屋橋駅 - 祇園四条 48分

 

と速達性では京阪は他社とくらべて劣勢になっています。

 

また、JRと阪急が中心部の梅田からの発着になるのと比べて、京阪は淀屋橋や京橋などになりますので、こちらも劣勢になります。

 

このような劣勢に加えて、阪急やJRの新快速などでは無料の転換クロスシートが採用されていますので、そこそこの快適性はあります。

 

となると、京阪もあまり強気な価格設定はできないのではないかと思われます。

 

普通で考えると、500円程度が妥当でしょう。これが首都圏ならもう少し高くなるかもしれません。

 

ただ、京阪の諸事情を考えると、もしかして300円というのもあるかもしれません。300円から500円でこのクオリティなら、十分納得できる料金ですね。特にラッシュ時は。

 

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