京阪プレミアムカーは納得の料金 全席指定のライナー列車も登場

京阪イメージ

 

最近の鉄道は、ちょっとプレミアム感を出したシートが人気になっています。

 

通常の運賃にプラスアルファをして、贅沢を楽しみたいというニーズが強くなっています。

 

また、京阪電車のような観光ニーズが高い路線であれば、最近では訪日外国人旅行者の増大もその後押しをしているのかもしれません。

 

京阪電車にプレミアムカーを導入するニュースは以前このブログでも紹介をしました。

 

京阪の有料指定席「プレミアムカー」のデザインが発表 料金以上のクオリティか

 

デザインや座席のクオリティーなどは以前のページを参照していただければ、その良さがわかると思います。

 

私のプレミアムカーの料金の予想も300円~500円程度と予想をしていましたが、区間によって400円か500円ということになり、納得のいく料金になっています。

 

さらに京阪電車では全席座席指定車の「ライナー」が登場することになります。

 

 

京阪プレミアムカーを他の鉄道会社の有料席と比べてみた

 

京阪プレアムカーの料金ですが、価格に厳しい関西という土地柄ですが、発表された500円という価格は妥当なのでしょうか?

 

まずクオリティー自体ですが、横2+1という3列の座席配置で、かなりのゆったりしたシートになっています。

 

また、床もカーペットを敷いており、単なる座席が確保できる有料席とは異なります。

 

電気コンセントや無料Wifiも設置され、さらに専属のアテンダントさんも乗務することになります。

 

こんな所から、京阪プレミアムカーは単なる着席保証がされる有料座席とは異なり、さながら大阪から京都、京都から大阪へ行く観光列車のようなものともいえるでしょう。

 

プレミアムカーの料金は、大阪淀屋橋からだと樟葉までは400円。中書島より先が500円ということになります。

京都からだと枚方までは400円。京橋より先が500円ということになります。

 

料金は最高300円ならクオリティーに比べて文句なしの価格だったのですが、500円は少々微妙なところかもしれません。

 

ただ、JR東日本が導入する普通列車のグリーン車は570円~ということになり、比較すると十分価格的な満足感があります。

 

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通勤電車を快適にする有料座席が続々と誕生 快適性をお金で買う時代に

 

さらに最近は私鉄各社が有料座席などを相次いで登場させていますが、首都圏などでは着席保証のあるもので300円程度が多くなっています。

 

ただ、多くの列車は観光にこれから向かって高揚感を得るような座席というよりは、朝夕の通勤ラッシュを快適に移動する手段としての役割が大きいです。

 

その点、京阪プレミアムカーと比べると、クオリティーは劣るのかなというタイプが多いです。

 

京成電鉄のモーニングライナーやイブニングライナーのように特急車両を使用して410円というお得度が高いものがありますが、京阪プレミアムカーもクオリティとしては非常に高いので同等ぐらいの満足感はあると思います。

 

ただ、京都大阪間は鉄道会社ごとの競争が激しく、JR新快速はおよそ30分程度で両都市を移動することができます。

 

京阪プレミアムカーは、特別な速達電車というわけではなく、通常の特急列車に連結される事になりますので、スピードに関してはそれほど魅力はありません。

 

京阪はもともと競合のJR京都線や阪急京都線と比べると、京都大阪間の所要時間が長いですしね。

 

あくまでもゆったりのんびり観光列車の旅を楽しむということであれば、納得できる料金ではないでしょうか。

 

 

平日朝のラッシュ時間帯のライナー列車が登場

 

京阪ではプレミアムカーの他に、さらに平日の朝のラッシュ時間帯に座席指定列車の「ライナー」が登場することになります。

 

最近の私鉄各社のトレンドですね~。

 

区間は京都からではなく、「枚方市発淀屋橋行き」と「樟葉発淀屋橋行き」の2本を運行することになります。

 

枚方から京橋まではノンストップということになります。

 

枚方や樟葉から通勤や通勤で通う人にとっては、満員の列車の苦痛を味わないで済むのは非常にメリットがあります。

 

ちなみにこのライナー列車にはプレミアムカーも連結されることになります。

 

ライナー列車は観光ではなく、満員回避という側面になりますが、価格に厳しい大阪にとって、有料列車は受け入れられるのでしょうか?

 

もともと京阪電車はテレビカーやダブルデッカーなどで快適性は高いにも関わらず無料の特急座席を提供していただけに、その動向が注目されますね。

 

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