京都鞍馬の火祭り2015 時代祭と同日効率よく見る方法
京都の火祭りといえば鞍馬の火祭り。全国的にも名を知られていますね。
鞍馬の火祭りは、今宮神社のやすらい祭、広隆寺の牛祭と共に、京都三大奇祭の一つで多くの人が訪れる人気の祭です。
この鞍馬の火祭りが行われる10月22日といえば、京都三大祭のひとつ時代祭も行われる日ですね。
凄いですね、全国的にもとても知名度の高いお祭りが1日で2回見られるなんて。これはなんとしても見てみたいですね。
今回は、鞍馬の火祭りの豊富な情報と時代祭と合わせて効率的に見る方法をご紹介します。
鞍馬の火祭りは鞍馬寺のお祭り?
鞍馬の火祭りといえば鞍馬寺のお祭りと感じるかもしれませんが、正式には鞍馬寺の境内にある由岐神社の秋季大祭のことを鞍馬の火祭と呼んでいます。
鞍馬寺の山門から300mほど登ったところにある由岐神社に祀られる由岐明神は、もともと御所で祀られていました。
940年に時の朱雀天皇の勅命で由岐明神を鞍馬の地へと移されるようになりました。これは当時大地震や平将門の乱などがあり国や都は疲弊していました。
都の北方を守るために由岐明神は鞍馬へ移されるわけですが、その際の松明行列を祭事として、今日に伝えているのが鞍馬の火祭です。
SPONSORED LINK
鞍馬の火祭2015の日程と見どころ
鞍馬の火祭は、10月16日に宵宮祭、10月22日の朝には御礼祭があり由岐大明神と八所大明神の二つの御霊が神輿に移されます。一般的に火祭りといわれる神事が行われるのは10月22日の午後6時からです。
神事触れ 午後6時
白装束の若者が「神事へまいらっしゃれ~」 と告げて回ります。これが祭開始の合図。この知らせで氏子の家の前に一斉にかがり火が焚かれます。その後まず子供が松明を持って鞍馬街道を練り歩きます。
松明の往来・諸礼 午後8時すぎ
鞍馬地域の南と北の端から若者たちが大松明を担いで出発します。鞍馬街道には次の仲間が待機し、仲間たちが出会うと「諸礼」と呼ばれる挨拶が行われます。
その後仲間同士がどんどんと合流し、松明の数は増えていくとこになります。松明は山門に集結し山門の石段を上ります。鞍馬の火祭のクライマックスです。
注連縄伐りの儀 午後9時すぎ
山門石段の途中に張られた注連縄伐りが行われます。これによって若者が神輿を迎えに行けるようになります。火祭りはこれ以降神輿の祭と変わっていきます。
神輿の棒の先端に青年が足を大の字に開いてぶら下がります。これはチョッペンの儀というもので鞍馬の成人式の名残といわれています。ちょっと変わった格好ですが、このような意味があります。
神輿は町内を巡行し、御旅所に到着。その後は御旅所祭が始まります。時間は午後11時半ごろ。鞍馬で宿をとらない限りなかなか見ることはできません。祭はこの後日付が変わった午前1時ぐらいまで続くことになります。
鞍馬の火祭の有料観覧席は?穴場はある?
鞍馬の火祭には有料観覧席はありません。良い場所で見るためには早くから場所を確保しておかなければなりません。
火祭りの最大の見所の山門石段下は最も混みあい、松明の行列が行われる鞍馬街道も狭いためかなりの混雑です。そのためどこで見るかをあらかじめ決めて観覧しないと、一度動いていしまうとなかなか良い場所は取れないような状況になります。
穴場らしい穴場はないのですが、御旅所付近は比較的見やすい。また夜遅く11時頃まで祭を見ることが許されるなら、御旅所に到着した神輿を見ることができます。この時間帯も迫力あるお祭りを見ることができます。
時代祭と鞍馬の火祭を効率よく見る方法は?
時代祭と鞍馬の火祭を効率良く見る方法は、時代祭を早めに切り上げることです。時代祭は御所から平安神宮まで行列が行われますが、御所付近で見ることをおススメします。
御所付近で行列を一通り観覧した後は、すぐに鞍馬へ移動。鞍馬に着いたらお目当ての場所を確保しなければなりません。
あまり遅くなると、時代祭を観覧した後がどんどん鞍馬に到着し、ますます混雑し良い場所は取りにくくなるので注意をしましょう。
鞍馬へのアクセス
祭り当日は、交通規制が出ます。車は途中の貴船付近までしか行くことができません。また貴船には駐車場があまりありません。祭を見に行くには叡山電鉄を利用するようにしましょう。車の方は叡山電鉄の始発駅の出町柳駅付近の駐車場を利用し、電車に乗って行くことをおススメします。
時代祭が開かれる京都御所付近から出町柳駅までは歩いていけなくもないです。行列が行わえる南のほうからですが、徒歩約25分ぐらい。
ちょっと辛いという人は、東に進み神宮丸太町駅から京阪電車に乗ると良いでしょう。
出町柳からは叡山電鉄で鞍馬までは鞍馬線で乗り換えなしの直通です。
SPONSORED LINK