飛行機の離着陸時に暗くする意外な理由に驚き ではシェードを上げるのは?

飛行機機内イメージ

 

飛行機の離着陸時に照明を落とし、暗くする場面に「なぜ?」と疑問に思いませんか?

 

読書をしていたら、読書灯をつけないといけないし少々面倒です。

 

でも、なぜ機内を暗くするのでしょうか?実はそこには意外な理由がありました。

 

 

離着陸時に暗くするのは国のルールではない

 

飛行機に乗っていて、昼間でも夜でも離着陸時に照明を落とし暗くする場面があります。

 

普段暗くなっても、

 

「国が決めているルールでしょう?」という感じで、特別疑問にも思わない人もいるでしょう。

 

しかし、実は離着陸時に機内を暗くするのは、特に国が決めた安全のためのルールではありません。

 

そのため、航空会社によっては、実際に暗くするところもあれば、そうでもない航空会社も存在するのです。

 

ですから、乗っている航空会社や時間帯によっては、機内が暗くなったという経験をしていない人もいるでしょう。

 

SPONSORED LINK

 

離着陸時に暗くする意外な理由

 

離着陸時に暗くするルールを徹底しているのは、日本航空JALです。

 
離着陸時、飛行機はなぜ客室を暗くする? 実は会社で異なる考え方 | 乗りものニュース

 

 

 

 

JALは安全のために、客室を暗くします。

 

でも、暗くすると逆に通路が見えなくなったり、なんとなく不安になったり、あまり安全とは思えませんよね?

 

JALによると、

「何らかのトラブルが生じた際に客室内の照明が消える場合があります。万が一、そのような事態になったときでもすぐに動けるよう、目を暗さに慣らしておくためです」(JAL広報部)

 

トラブルがあれば、照明が落ちる場合が多いでしょう。たしか映画の一場面でもありましたよね?

 

そんな非常事態でもパニックにならないような配慮というわけです。

 

機内がパニックになると、助かるものも助からなくなる事態も出てきますから。

 

では、ANAはどうかというと、JALとは対応が大きく異なっています。

 

ANAは、離着陸時に暗くするという特別なルールはありません。

 

「エッ?いつもANAに乗っているけど、暗くなったことあるよ」

 

という人もいるでしょう。

 

ANAの場合は、安全のためではなく「乗客のサービス」として、機内を暗くする場合もあるようです。

 

特に国際線などの夜間の場合は、このまま寝ておきたいという場合もあるでしょう。そんな時は、機内を暗くしてくれたほうが良いでしょうから。

 

仮に本などを読むために、機内が明るかった方が良い人は、読書灯をつければ良いわけですから。

 

ジェットスターは、JALと同じように暗さに目を慣れさせ、照明を落とし暗くするリールがあります。

 

JAL独自のルールではなく、おそらく世界の航空会社も実践しているルールのようです。

 

ただ、どこの航空会社がやり始めたのかははっきりしませんし、どの外国の航空会社がこのルールを持っているかもわかりません。

 

ジェットスターの親会社がカンタス航空で、JALと同じワンワールドということ、ANAは別のスターアライアンスということで、ワンワールドの多くの航空会社のルールにあるかもしれませんが。

 

Peachは、ANAとの出資関係がある航空会社だけあって、ANAと同じように特にルールは設けていないようです。

 

Lccの場合、人件費の節約などで客室乗務員も機内販売から、機内の清掃まで忙しいですから余分な対応はない方が良いかもしれませんね。

 

スカイマークは日没後は、機内を暗くするというルールがあるようです。

 

これは、ANAと同じようなサービスのためという要素が強そうですが。日没後暗くなれば、ちょっと一休みをしたいという人も増えそうですからね。

 

 

シェードを上げる理由は?

 

飛行機の離着陸時に機内を暗くする理由が航空会社によって、それぞれあるのはわかりました。

 

では、飛行機の窓にあるシェード。

 

シェードとは、二重窓のように、閉めると外が暗くても明るくなる窓みたいなものですが、あのシェードを上げてくださいと客室乗務員がアナウンスする場合があります。

 

シェードを上げる理由は特別な理由があるのでしょうか?

 

安全のためなどに、機内を暗くするのであれば、外が明るい場合は、シェードを閉めた方が暗くなり良いような気もします。

 

シェードを上げるのも、飛行機の「魔の11分間」と関係がしています。

 

飛行機の「魔の11分間」とは、飛行機事故のほとんどが離陸の3分と着陸の8分を足した11分のあいだに起こっているため、このような呼び方がされます。

 

その危険な時間帯にシェードを上げる理由の1つに、目を慣れさせるためがあります。

 

例えば昼間明るい時間帯にシェードを閉めて、事故があったとしましょう。

 

窓側の乗客は何があったかと思い、シェードを上げる行動をとりがちです。

 

この時、いきなり眩しくなると目が眩んだりします。事故の避難に影響が出る可能性があります。

 

また、機外で異変があった場合に、客室乗務員が状況を把握するためにも、外を確認することは必要です。

 

あらかじめシェードを上げておけば、事故があった後にシェードを上げるように指示しなくて済むのです。

 

飛行機は事故の少ない交通手段ですが、ひとたび事故があると、大惨事にもつながります。

 

そのため、いろんな配慮がされているわけですね。

 

SPONSORED LINK

 

Sponsored Link

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ