飛行機の東京大阪便がある理由は? 時間や料金だけじゃない理由

 

羽田空港イメージ

 

東京から大阪の移動といえば新幹線がメインです。現在は東海道新幹線ののぞみを利用すれば東京から大阪まで2時間半を切ります。新幹線の場合はその後の移動も楽です。すぐに在来線に乗り継ぐことができますからね。

 

でも飛行機の場合は、空港は都心とは離れているのが普通です。伊丹や羽田はまだ都心から近いですが、それでも空港まで行き来するのはけっこうな労力です。飛行機の場合は空港に到着しても手荷物検査やセキュリティチェックがあります。時間帯によっては長蛇の列なんてこともあります。

 

利便性でいうと圧倒的に新幹線が有利なのですが、東京大阪間はかなりの便がいまだ飛び立っています。なぜ東京大阪便は新幹線があるにも関わらず残っているのかその理由についていろいろ調べてみました。そこには時間や料金だけでない理由があるようです。

 

 

東京大阪間飛行機と新幹線所要時間や料金の違いは?

 

日頃出張なので東京大阪間を新幹線で移動する人は、なぜ東京大阪程度の距離で飛行機を利用するのか理解できないという人もいるでしょう。日ごろ飛行機に乗り慣れていない人にとっては、煩わしいしというイメージがあるようです。

 

実際に多くの人が新幹線を利用しており、東京大阪間のシェアは約80%と圧倒的です。そんな世の中ですから、飛行機を利用する人を不思議に思う記事も登場しています。
東京大阪間の航空便がいまだに存在している理由は? – ライブドアニュース

 

 

 

 

では実際所要時間や料金の違いは飛行機と新幹線の場合はどれくらいあるのでしょうか?

 

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東京大阪間 新幹線と飛行機の所要時間比較

 

まず新幹線ですが、のぞみ・ひかり・こだまで所要時間が異なります。それぞれの所要時間です。

  • のぞみ 2時間22分(最速)
  • ひかり 約3時間
  • こだま 約4時間

 

多くの人は東京大阪間は停車駅の少ないのぞみを利用します。ただ旅行会社の企画する出張パックやぷらっとこだまを使ってひかりやこだまを選ぶ人もいます。

 

飛行機の場合はどうでしょうか?東京は羽田空港がメインですが、関西には伊丹空港、関西空港、神戸空港があります。それぞれの所要時間は空路はたいした差はありません。しかし空港から都心までのアクセスはかなりの違いがあります。今回は所要時間で大阪中心部まで一番速い伊丹空港の便を見てみます。

 

  • 羽田空港から伊丹空港 ANAやJAL利用の場合 1時間10分
  • 東京駅から羽田空港  約30分~40分
  • 大阪駅から伊丹空港  約30分~40分

 

単純計算すると、最短で2時間10分ほどが東京大阪間の所要時間です。ただし飛行機の場合は前述したようにセキュリティーチェックや手荷物検査があります。少なくとも20分前には空港に到着しなければなりません。

 

所要時間でいうと、両者最速の場合は互角ぐらいです。

 

東京大阪間 新幹線と飛行機の料金比較

 

続いて料金の比較です。

 

のぞみ指定席で14,650円です。ひかりや自由席は安くなりますが、所要時間で劣るし、飛行機には自由席がないので比較対象に入れませんでした。

普通運賃が25,490円ですが、特割などの格安運賃を利用すると11,090円~などの料金があります。さらに格安運賃もありますが、予約の時期が早かったり、キャンセルには高額な手数料がかかるため、気軽に乗れる新幹線との比較対象には合わず省きました。

 

新幹線の場合は、東京都区内での乗り降りや大阪市内での乗り降りはJRを利用する限り同一料金です。一方飛行機の場合は、空港までの運賃がかかります。

 

以上より料金は普通運賃を利用すれば、圧倒的に飛行機の方が高いです。飛行機の特割などの格安運賃を利用すれば時間帯にもよりますが、だいたい互角かなという感じです。違ってもそれほど大きな違いはありません。

 

飛行機の東京大阪便がある時間や料金でない理由は?

 

上記のように東京大阪間は、新幹線も飛行機もそれほど料金やトータルの所要時間の違いはありません。だとすれば1時間に何本も走っている新幹線を選ぶ人が圧倒的に多いのもうなずけます。

 

それでも飛行機の東京大阪便がある理由は何があるのでしょうか?

 

国際線の乗り継ぐため

 

ライブドアニュースであるように、国際線に乗り継ぐためという理由はあります。しかしマスメディアが盛んにいうように羽田の国内線から国際線への乗り継ぎは便利ということですが、世界標準でいうと決して便利ではありません。なぜなら国内線と国際線のターミナルは違うため、いちいちバスで移動しなければならないからです。

 

また羽田の国際線はそれほど便数が多くありません。また世界各地へ結ばれているのではなく、限られたメジャーな都市しか結ばれていません。JALやANAはそれぞれ1時間に1本ほど東京大阪間の便がありますが、国際線の乗り継ぎを利用する人は朝か、夕方から夜にかけてがメインで昼間はほとんどいません。

 

これはアジアの都市では特に顕著です。アジアの諸都市へは東京からと大阪からを比べると、東京から行くほうが余分に1時間ほど所要時間が多くかかります。加えて東京大阪間の国内線や乗り継ぎ時間がありますから、所要時間の差は相当なもの。

 

東京大阪間を新幹線を選ぶのが普通という論理でいえば、大阪から関西空港まで飛んで海外へ出るほうが断然効率的です。特に交流の多いアジア諸都市への移動はそうです。

 

国際線乗り継ぎという理由もあることはありますが、東京大阪間を飛行機で利用する人は、圧倒的に国内線だけの利用という人が多いのです。

 

一流のリーダーは東京大阪間を飛行機を利用するという記事

 

この記事では飛行機を利用する一流のリーダーの心理が書かれています。

 

 

なぜ一流のリーダーは東京―大阪間を飛行機で移動するのか|秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香|ダイヤモンド・オンライン
アイデアは、移動距離に比例する。  インスピレーションは、異空間に身をおいた時に訪れる。 …

記事では、

 

アイデアは、移動距離に比例する。

インスピレーションは、異空間に身をおいた時に訪れる。

 

とあります。移動距離は空路の場合も変わらないので、インスピレーションは大きな理由かもしれません。飛行機は離陸のときや、雲の上にいるときは、また着陸時の景色を見るときなどは異空間にいる感じですよね。そんな時にパッとアイデアが生まれるかもしれません。

 

ただ空路でずっと寝ている人もいるし、本当の理由は飛行機の場合は「マイレージが貯まるから」という理由が一番大きな理由かもしれませんが。

 

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