流氷ノロッコ号から「流氷物語号」へ 時刻表や運転期間は?

流氷観光列車イメージ

 

JR北海道の人気の観光列車「流氷ノロッコ号」は、惜しまれながらも2015年2月28日に引退をしています。

 

一度は乗りたかった観光列車だけに残念でした。

 

なかなか、北海道それも知床から網走間というのは行くのも大変なので、乗ることができなかったという人もきっと多いですよね。

 

廃車の理由は、客室を牽引するディーゼル機関車を確保できなくなってきたということでしたが、新たに専用の気動車で観光列車「流氷物語号」が走ることになります。

 

 

流氷物語号の基本情報

 

流氷ノロッコ号がディーゼル機関車の老朽化や確保の問題で、引退をしましたので、新たな観光列車である「流氷物語号」は専用の気動車になります。

 

使用車両はキハ54形ディーゼルカー2両を使い、ラッピングや内装を施し専用の観光列車にします。

 

流氷物語号の車両は2種類あり、まずこちらの青を基調とした車両。

流氷物語号

出典 JR北海道

 

オホーツクブルーの車両に白の「知床連山」と「エゾスカシユリ」を左右に配置して雰囲気を出しています。

ちなみにエゾスカシユリという北海道を代表するユリ科の植物です。

 

「オホーツクブルー」ってあまり聞きなれないでしょうが、オホーツク・シンボル委員会が定めたオホーツクのエリアカラーです。

 

青空、海の色、流氷の青、北方民族衣装の青などオホーツクの雄大な自然や歴史などを象徴する色ということです。

 

続いてこちらの白を基調とした車両。

 

流氷物語号

出典 JR北海道

 

白は流氷をイメージし、オホーツクブルーを使用した「流氷」と「クリオネ」を左右に配置しています。

クリオネは、オホーツク海で「流氷の天使」と呼ばれる新種が確認され今年話題になっています。

 

近年は豪華な観光列車・寝台列車が続々と誕生しています。JR九州の「ななつ星」に続いてJR西日本が「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」、JR東日本が「トランスイート四季島」を相次いで投入します。

 

これらの豪華列車は、ブルートレインなどと比べると桁違いの金額で、なかなか庶民には手が出ません。

 

一方で流氷物語号は、運転期間以外は定期列車として運行もされます。そのため、車内もさほど豪華でないでしょうし、料金も乗車賃+αで楽しむことができるますので気軽に乗ることができます。

 

イメージでいうと「瀬戸内マリンビュー」に近い感じでしょうか。瀬戸内マリンビューも観光だけでなく地元の人の移動の足としても利用されます。

 

瀬戸内マリンビューは指定席の他に自由席も設けられていますが、流氷物語号も同じような扱いになるものと思われます。

 

なお、運転期間や時刻などの詳細は、JR北海道よりまだ発表されていません。詳細は10月下旬ごろの発表予定です。その頃には内装も明らかになっていると思います。

 

運転区間は、網走~知床斜里間で「流氷ノロッコ号」と同様の運行を検討しているようです。

 

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流氷ノロッコを振り返ってみる

 

今年惜しまれながら引退をした流氷ノロッコ号ですが、雰囲気の良い観光列車でお気に入りの人も多かったのではないでしょうか。

 

北海道でも知床や網走ということで、最果てになりアクセスもあまり良くなかったですが、もう少しアクセスが良ければもっと人気があったに違いありません。

 

2016年最後の運転期間は、2016年1月30日(土)~2月28日(日)。“流氷”という名前がつく以上、どうしても運転日はかぎられてきます。

 

時刻表はこんな感じでした。

  • 2号が知床斜里(8:55発)~網走(10:00着)
  • 1号が網走(10:25発)~知床斜里(11:22着)
  • 4号が知床斜里(11:54発)~網走(12:55着)
  • 3号が網走(13:57発)~知床斜里(14:55着)

 

観光列車である以上、運転日や時刻は、「流氷物語号」も「流氷ノロッコ号」に近いものになると予想します。

 

観光客の利便性を考えると、こんな感じが妥当かなという感じもします。

 

その他、気になるのは流氷ノロッコ号にはストーブが車内にありましたが、流氷物語号はどうなのでしょうか?津軽鉄道のストーブ列車のようにストーブを設置されるかは興味があります。

 

冬の寒い時期にストーブでするめを焼き、お酒をぐいっと飲むのは、豪華列車と異なりますがまた格別の味わいがありますから。

 

ノロッコ号には展望車がありましたが、物語号はどうでしょうか?窓側に設置された車両は設置されるでしょうが。

 

ノロッコ号には、自由席も設置されていました。リクライニングもできない対面式のクロスシートですが、物語号でも地元の人の足として自由席は設置されるでしょう。

 

流氷ノロッコ号から流氷物語号へ。形は変われど観光列車に乗って、一度でも良いから流氷は見てみたいものですね。

 

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