関空の新ターミナルの名称は第2ターミナル LCCターミナルが一体運用

関空Lccイメージ

 

関空の3番目のターミナルが2017年1月末にも前倒しで完成しようとしています。

 

この新しいターミナルは、当初は現在のPeachが専用で使う第2ターミナルですから、第3ターミナルになると考えられていました。

 

新しいターミナルの名称が発表されたのですが、名称はちょっと予想に反して「第2ターミナル(国際線)」。

 

現在の第2ターミナルは、国内線用として運用されることになります。

 

利用者にとっては、ターミナルが分断されるよりも、このように一体運用される方が使い勝手が良いです。

 

新しい第2ターミナルは、年間約850万人ほどが利用できる大きなLCC専用ターミナルとなります。

 

 

関空の新しい第2ターミナルはこんな感じに

 

関西国際空港の新ターミナルの名称は、「第3ターミナル」という大方の予想を覆して「第 2 ターミナルビル(国際線)」となります。

 

現在の第2ターミナルは、「第 2 ターミナルビル(国内線)」ということになります。

 

ビジュアルで見るとこんな感じになります。

 

terminal2

出典 関西エアポート株式会社

 

新ターミナルの敷地面積が、36,000 ㎡ですから、既存の第2ターミナルの30,000 ㎡と合わせると合計で66,000 ㎡となります。

 

ターミナルの拡張によって新たに 11 の搭乗ゲートが増築されます。既存の10のゲートと合わせると合計で21のゲートになります。

 

これにより、年間処理能力は国内線で550万人、国際線で285万人となります。

 

成田のLCCターミナルの年間処理能力が約750万ほどといわれているので、国内最大のLCCターミナルとなるわけです。

 

駐車場も現在の倍増以上の車1600台が収容可能となり、空港の駐車場はちょっと割高ですが、家族で旅行などでしたら車でのアクセスは助かりますね。

 

羽田空港の駐車場がかなり混むらしいのですが、関空第2ターミナルの駐車場がかなり収容能力に余裕がありそうです。

 

新しくなる第2ターミナルでは、Peachと春秋航空の利用が予定されています。

 

元々は、2017年春頃の完成予定だったものを、中国の春節時期に合わせて前倒しで完成させるぐらいですから、中国便の増便への期待は大きいのでしょう。

 

今のところ春秋航空などから来年へ向けての増便のニュースはありません。

 

ただ、Peachが今年秋に上海線を開設したように、すでに中国路線の顧客争奪戦に向けての争いがすでに始まっているのかもしれません。

 

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保安検査の待ち時間が3分の2に短縮

 

新たに誕生する「第 2 ターミナルビル(国際線)」では、新システム「スマートセキュリティー」が導入されます。

 

「スマートセキュリティー」とは、欧米などの最先端の空港で使用されているセキュリティーシステムです。この辺り民営化の成果が出ていますね。

 

スマートレーンは、従来の空港のレーンの長さの倍以上あり、同時に複数の人がレーンを使用でき、待ち時間を短縮することができます。

 

また、トレーの移動が自動化されるので、その分の手間が省ける事になり、待ち時間の時短につながります。

 

さらに、金属探知機にひっかかった場合、さらに手でボディチェックされていましたが、あれってすごく嫌なんです。それに待ち時間が長くなる原因にもなりますし。

 

しかし、「ボディスキャナー」が導入されるので、嫌な手でのボディチェックもしなくて済むようになります。

 

 

「ウォークスルー型ショッピングエリア」が爆買を誘うかも

 

「第 2 ターミナルビル(国際線)」の完成により、物理的にターミナルが広くなり、セキュリティの待ち時間が短縮されるだけでなく、新たなショッピングエリアも期待がかかります。

 

空港の楽しみの1つにショッピングがあります。

 

特に国際線となると、制限区域内での免税販売なども出発前、外国人旅行客でしたら帰国前の楽しみですからね。

 

「ウォークスルー型ショッピングエリア」のイメージはこんな感じ。

 

shopping-area

出典 関西エアポート株式会社

 

回遊性が高くなるので、ついついいろんな物を買ってしまうことに注意が必要です(笑)

 

飲食店では、まだ詳細が発表されていませんが、「nana’s green tea」という訪日旅行客を意識したカフェや、「大阪ゴチ食堂」というちょっと気軽に食事ができそうなお店も出店されるようです。

 

個人的には空港ラウンジができることを望んでいたのですが、発表されたプレスリリースでは、ちょっと空港ラウンジはなさそうな感じがします。

 

新ターミナルの完成によって、LCCによる国内線から国際線、国際線から国内線への乗り継ぎが便利になります。

 

ただ、LCCの場合は特に長時間の不意な待ち時間が新たに発生する可能性が高いわけですから、ラウンジの必要性は高いですよね。

 

新たに完成される第2ターミナルには、せめてカードラウンジでも設けて欲しいですが。

 

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