LCCバニラエアが国内線を拡大 初のLCCが就航する函館は成功するか?

バニラ・エアイメージ

 

バニラエアが新たな国内線を開設します。

 

バニラエアといえば、エアアジアジャパンが撤退した後を継ぎ設立されたLCC。

 

日本国内線は成田から新千歳や沖縄、奄美だけを結びリゾート色が強い路線で、国内線よりも国際線の路線が多い印象がある人が多いでしょうか。

 

国際線は台北、ソウル、香港、高雄、ホーチミン、セブなどの路線がありますからね。

 

そのバニラエアが来年2017年2月~3月にかけて相次いで国内線の新路線を相次いで開設します。

 

注目は函館へのLCC初就航。LCC空白地の函館ですが、バニラエアが成功し、新たなLCCの集積地となるのでしょうか?

 

 

バニラエアの国内線新路線

 

国際線の充実が目立つバニラエアですが、2017年の2月~3月にかけて国内線の新路線を開設します。

 

まずはLCC激戦路線になっている関空-成田便。

 

すでにPeach、ジェットスター・ジャパン、春秋航空ジャパンがすでに就航している激戦区です。

 

バニラエアが就航することで、国内LCCが揃い踏みし、より競争が激化します。

 

利用者にとっては、この増便は歓迎ですね。LCCはキャンペーンを頻繁に実施しますが、そのエアラインがひとつ増えますからね。

 

さらに便数も増えますから、より自分のスケジュールに合ったフライトを選ぶことが可能になります。

 

バニラエアにとって、関空路線は国際線で台北へ就航していますが国内線は初ということになります。

 

便数は1日2便。スケジュールは以下のようになっています。JW701が成田から関空。JW702が関空から成田。

日によってはスケジュールが異なるので注意が必要です。

 

JW701 東京/成田(09:50)~大阪/関西(11:35)/水・木・土(3月18日?25日)
JW701 東京/成田(10:45)~大阪/関西(12:30)/日(3月19日)
JW701 東京/成田(10:15)~大阪/関西(12:00)/月・火・金(3月20日~25日)
JW703 東京/成田(10:30)~大阪/関西(12:15)/2月19日~3月17日
JW709 東京/成田(19:30)~大阪/関西(21:15)/2月18日~3月25日
JW702 大阪/関西(09:30)~東京/成田(11:05)/2月19日~3月25日
JW702 大阪/関西(12:55)~東京/成田(14:30)/2月19日~3月17日
JW710 大阪/関西(17:25)~東京/成田(19:00)/水・木・土(3月18日~25日)
JW710 大阪/関西(18:20)~東京/成田(19:55)/日(3月19日)
JW710 大阪/関西(17:50)~東京/成田(19:25)/月・火・金(3月20日~25日)

 

料金は3,650円~。2017年2月18日(土)就航で、販売開始は12月8日(木)14:00からで、何らかのキャンペーンが行わると思われるので、激安価格の期待もかかります。

 

関空成田はLCCの国内2大拠点ですので、これらの空港を利用する人にとっては、LCCはすでに馴染みになっているでしょう。

 

今回バニラエアは激戦区だけでなく、LCCがまだ未就航だった北海道の函館に就航することになります。

 

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函館に初のLCCは成功するか?

 

北海道では道内最大の都市札幌にアクセスが良い新千歳空港に多くのLCCが就航をしています。

 

今回バニラエアが新たに就航地して選んだのは、函館。夜景が有名な観光都市でもあります。

 

その函館に成田からと関空からともに1日各1便が就航します。

 

今回バニラエアが函館に就航したのは、保有機材が9機から2月までに3機増えて12機になるからです。

 

函館というのはちょっと意外という印象を受ける人も多いでしょう。

 

 

新幹線と競合する函館路線

 

函館への新規就航がちょっと意外という印象を受ける理由のひとつとして、北海道新幹線と競合するからです。

 

北海道新幹線開業時には、特に飛行機と鉄道の争いがクローズアップされました。

 

北海道新幹線ダイヤ正式発表 飛行機とどっちが便利?

 

新幹線の利便性に空路が苦戦するのではないかという見方がありました。

 

それが、羽田と比べて都心へのアクセスが悪くなる成田からの就航となると、利便性はさらに劣ることになりますからね。

 

ただ、新幹線も函館市内からアクセスが良くない新函館北斗駅がゲートウェイになることから、利便性ではそれほどでもないこともあります。

 

逆に函館空港は函館中心部にも近く、有名な温泉地である湯の川温泉にも近いという有利な点もあります。

 

東京と北海道の交流は盛んで、多くの人が行き来しますから成田からの便は、まあ想定できました。

 

成田~函館線のタイムテーブル。JW953は成田から函館、JW954は函館から成田。

 

JW953 東京/成田(11:45)~函館(13:25)/水・木・土(2月19日~3月25日)
JW953 東京/成田(11:55)~函館(13:35)/月・火・金(2月19日~3月25日)、日(2月19日~3月12日)
JW953 東京/成田(12:30)~函館(14:10)/日(3月19日)
JW954 函館(14:05)~東京/成田(15:45)/水・木・土(2月19日~3月25日)
JW954 函館(14:20)~東京/成田(16:00)/月・火・金(2月19日~3月25日)、日(2月19日~3月12日)
JW954 函館(14:50)~東京/成田(16:30)/日(3月19日)

 

 

意外な関空からの函館路線

 

驚きなのは関空から函館を結ぶLCCの新規路線。函館と大阪を結ぶ路線となると、ANAとJALがそれぞれ1便づつ伊丹空港から就航しているだけですから。

 

距離は鉄道で行くには長すぎますから、新幹線との競合は起こりにくいです。函館と関西を行き来する人も東京を経由してという人も多いというデータもあるかもしれません。

 

また、最近では訪日外国人旅行者の存在は無視できませんので、外国人にとって人気のエリアである関西と北海道を結び路線は、関空を経由して函館に行く需要が見込まれるというのもあるのでしょう。

 

関西や函館在住の人にとっては、両エリアを結ぶ直行便が少なかっただけに、また格安で利用できるLCCですから一気に注目度が上がる可能性も秘めています。

 

関空~函館線のタイムテーブル。JW971は関空から函館、JW972は函館から関空。

 

JW971 大阪/関西(12:15)~函館(13:55)/水・木・土(3月18日~25日)
JW971 大阪/関西(13:10)~函館(14:50)/日(3月19日)
JW971 大阪/関西(12:40)~函館(14:20)/月・火・金(3月20日~25日)
JW972 函館(14:35)~大阪/関西(16:45)/水・木・土(3月18日~25日)
JW972 函館(15:30)~大阪/関西(17:40)/日(3月19日)
JW972 函館(15:00)~大阪/関西(17:10)/月・火・金(3月20日~25日)

 

函館への新規就航は成田路線が2月19日(日)、関空路線が3月18日(土)に就航することになります。

 

料金は成田便が4,990円~。関空便が5,890円~となっています。特に大阪を結ぶ路線は、従来の価格を考えるとかなりの割安感を感じます。

 

ともに販売開始は12月8日(木)14:00から。こちらのキャンペーン情報が待ち遠しいですね。

 

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